くまちゃん。の冷吟閑酔ドールなblog

人形に嵌った人形者の怪しい毎日

夢見ヶ崎動物公園

2006年04月27日 | ミュージアム・アート
どもっ!

夢見ヶ崎動物公園に行って来ました。
ここは川崎市幸区にある市街地に囲まれた標高35mの自然林が残り加瀬山と言われる小高い丘で、園内にはレッサーパンダやアライグマ・キツネザル・リスザルなどの小動物や、ロバやシマウマ、インドクジャク・オウム・インコ・フンボルトペンギンの鳥類など62種約400匹が展示されています。
川崎市の運営で入場料は無料、ご近所の憩いの場所となっているようです。

動物は好きですが、ただ動物を見に来ただけじゃないですね。
はい、行った目的は古墳巡り・・・(やっぱりね)
ここは加瀬山(夢見ヶ崎)古墳群があります。
中でも白山古墳は4世紀後半に作られた全長87m前方後円墳で、のこの古墳からはガラス玉や鉄刀などの出土品がありその中でも「三角縁神獣鏡」は青銅製の鏡で、大和政権から分け与えられたと考えられ、椿井大塚山古墳から出土したものと同笵鏡(鋳型が同じ鏡)と見られている。
残念ながら白山古墳と隣接していた第六天古墳は、宅地や工場建設の埋め立て用の土砂として使われ消失してしまいました。
加瀬山頂上部にあった古墳群は9基確認されており、現在も一部残っています。
1号・5号墳は消失、2号・8号墳は跡が残っている程度となっています。
3号墳は石室が公開されて中が見られます。
4号墳は了源寺と言うお寺が、6号墳は浅間神社・7号墳は天照皇大神社があり、9号墳は太田道灌の石碑があったようです。

太田道灌は室町時代の築城と兵法にたけた名将で、夢見ヶ崎という地名は太田道灌の見た夢に由来しているらしい。
この地に築城を計画していた道灌が「一羽の白い大鷲が陣営に飛んで来て、道灌の兜を掴んで空高く舞い上がり、南西の駒岡の丘に飛び去り、兜を落とした」という夢を見て不吉だと感じ、築城を断念したとされる。そのため兜を南西の地へ埋め、新たに築城する場所を探したとされています。

そんな歴史深い場所はのどかな動物園公園となって市民に潤いを与えているのですねぇ
駐車場も無料だし、ちょっと遊びに行くにはいい所です。


夢見ヶ崎動物公園

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