杉原 桂@多摩ガーデンクリニック小児科ブログ

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自己紹介(医師紹介)

2005-02-16 | クリニック通信
 みなさん、こんにちは。杉原 桂と申します。皆さんに私の経歴をご紹介したいと思います。 私は平成10年に昭和大学医学部を卒業しました。

 学生時代からアンドルー・ワイル博士が提唱するような代替医療を取り入れた全人的医療、ホリスティック医学を日本にとりいれることをずっと夢見ていました。しかし、医学部の病院実習で経験した医療の現場はあまりにもお粗末なもので、医療制度を改革するために厚生労働省の医系技官になろうと決意しました。しかし、卒業間近になって小児科教授であった飯倉洋治教授から声をかけられたこと、注射ひとつもろくにできない現場を知らない人間が当時の厚生省にはいっても意味がないと考えたこと、から博士号をとるまでは臨床現場を経験するという約束でアレルギーを専門とする飯倉洋治小児科学教室へ入局したのです。

 大学病院勤務を中心に、千葉県こども病院未熟児新生児科でこども専門医療に従事したり、町田市民病院小児科などで地域医療に関わることができました。燃え尽きそうになったこともありましたが、2001年から沖縄県石垣島県立八重山病院で離島医療にたずさわり、医師と患者が同じ目線で話す医の原点に気づかされました。また、米国医療と日本的医療の違いを学ぶ貴重な経験を得たのも私にとって大きな財産です。(余談:ここでカミさんと出会ったのです)同時並行して故飯倉教授とイルカ介在療法を組織したり、フロリダまでイルカ研修にでかけたりしていましたが2002年、アレルギーの専門病院である国立病院機構相模原病院の小児・小児アレルギー科へ配属されました。ここで海老澤元宏先生の下、最先端の気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの治療に関わることができ、大きな学びを得ました。

 しかし、いいことばかりは続きませんでした。博士号論文がしあがる直前に、敬愛する飯倉洋治教授が進行性の癌で亡くなってしまわれたのです。天国に召される数日前まで私に電話をかけてきて「論文はできたのか、勉強を続けろよ」といってくれた声は今でも忘れることができません。私の博士号論文は教授 の命とひきかえのようにいただくことになりました。そうしていくうちにもばたばたと月日は巡り、日本小児東洋医学会の評議員という責任ある立場を任されたり、NPO法人食物アレルギーパートナーシップの立ち上げに関わったり多忙な日々を過ごしておりました。けれども私は当初の目的を忘れたわけではありませんでした。タイミングを見計らって本来の目標だった厚生労働省の入省試験を再受験したのですが、結果は残念ながら落第でした(これには面白い後日談 があります)

 落第した私はこれも天命かもしれないな、と臨床を続けていたのですが全人的医療、代替医療が時代の流れとして患者さんから望まれるにも関わらず病院ではなかなかご希望に応えることができないことが心に引っかかっていたのです。幸い、私は西洋医学としてもアレルギーのスタンダード治療を提供することができますし、そうでない医療に関しても子どもたちに効果のある治療を学んで参りました。これを全面的に子どもたちに役立てたいな、というのが私の願いだったのです。そんなおりにタイミング良く田村クリニックから一緒に仕事をしませんか、というお誘いを頂き、この春から田村クリニック小児科として開業するはこびとなったわけです。

 私は西洋医学としてアレルギーを専門にしております。また、漢方治療も併用しますし、神経言語プログラミングといった心理学を応用したりもします。誠心誠意、子どもにとって何が一番良いのかを最新の情報を常にとりいれながら考えていくつもりです。したがって、熱があるからとにかく抗生剤が欲しい、すぐ解熱剤でおさえてしまえ、といったご希望のご両親にとっては私のクリニックはまったくお勧めできません。代替医療、統合医療にご興味のある方はお気軽にご相談下さい。きっとお力になることができると思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
がんばって (匿名希望)
2005-02-17 21:43:24
ご開業おめでとうございます.

先生ならきっと多摩のホープとして御活躍されるのでしょうね.移動されてしまって本当に残念です.

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素敵なブログですね (マリ)
2005-02-27 01:40:52
普段は普通のOLをしています。

最近お医者さんという職種の方に

興味があります(別世界の方なので)



良かったら私のサイトに遊びに来てください♪

(BBSに書き込みしてくれたらすごく

嬉しいです)



マリ@クラブ茉莉
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