
今日、とうがらしの苗を抜いてしまいました。抜く前に、まだ青い実を3本収穫。もうこれからは結実しないだろうと考えたからです。いつもそうですが、プランターから苗を引く時は、後ろめたさが伴います。実が成るか成らないかは別にして、苗そのものは機嫌よく生活しているわけで、人間の都合で強制的に命を奪うのは、植物の側に意識はないにせよ、気が引けるものです。何度も、「ご苦労さんやったねぇ」と言いながら作業をしました。
この韓国とうがらしは、夏前に苗を1本だけ買ったものです。ゴーヤと同じD社の苗です。
昨年は、誰かにもらったタカノツメを1本だけ育てていました。実はたくさんついてくれたのですが、いかんせん小さい。きっと鉢が小さいのがよくないのだろうと思って、今年は苗の見栄えが悪いくらい大きな鉢にしました。夏がきて、鉢に見合うだけの大きな苗に育ちました。
青くてつやのいい実がなったので、何本か採って炒めてみました。辛くて到底食べられたものではありません。実は苗を買う時、D社の韓国とうがらしには甘口と辛口とがありました。タカノツメがイメージにあったために辛口を買っていたのでした。
そこで、青いままの実を泡盛に付け込んだのがこれ。コーレーグースです。沖縄の香辛料ですね。コーレーグースは島とうがらしを使うのが本当ですが、まぁ似たようなもんでしょう。それに、沖縄でいうところのコーレーグースとは漢字で書けば高麗胡椒。ということはむしろ韓国とうがらしのほうが正統派なのだと勝手な理屈をつけて納得しております。
秋になって、実が赤くなってきたのを採って、さあどうしたものかと思いついたのは、なんだか飾り物のように糸で結わえてあるとうがらし。ネットで検索をすると、結わえ方もわかりました。とりあえず一連作ってみました。冬まで乾燥させたら一味唐辛子を作ってみましょうか。と思っていたのに、そのうち収穫する実が多くなるといちいち結わえてられないというので、ネットに放り込んで物干しにぶら下げております。
それから、コーレーグースの青い実を取りだし、赤い実を浸けこんでみました。それなりの雰囲気になってきました。完成です。我が家で使う以外に、好きそうな友人何人かにプレゼントしてみました。そのうちの一人は、「先日のプレゼントの報告です。我が家では子どもが気にいって、何にでも使うてますわ。嫁さんは焼酎の匂いが苦手らしくて、使いませんが…」
彼は、自分が酒を飲まないものだから泡盛と焼酎の区別がつかないらしい。
贈った側としては気に入って使ってもらっていることが嬉しくて、次に彼に会う時、泡盛3合瓶と、さらに10本ほどのとうがらしをプレゼントしたのでした。飲酒の習慣のない家庭。3合分コーレーグースにして消費しょうとすればどれくらいかかるのでしょうね。
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