ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

ゆいレール

2010-02-09 07:32:25 | PiTaPaより遠くへ
  ずっと昔、意地の悪い沖縄通が沖縄初体験の旅行者に、「沖縄一おいしいそば屋が那覇駅前にある」と吹き込んだそうです。その旅行者は国際通りで、那覇駅へはどうやって行けばよいかを尋ねましたとさ。
  10年前に沖縄に来たときはまだなかったゆいレール。2003年に開業したそうです。那覇駅はありませんが、沖縄にも列車の駅ができたんですね。そういえば、1999年に訪れたとき、市民病院あたりで工事をしていたのを見たような気がします。
  今回、日本で一番南にあるモノレールにも乗っておきたいと思っていました。
 
  重厚な外観のイメージに比べて車内はルーミーでさわやかなイメージです。シートの色が明るすぎず暗すぎず、背もたれを低くして開放的、しかも、琉球かすりの模様もいい感じです。運転席のすぐ後ろのクロスシートは一段高く作ってあり、展望席と呼ばれるそうです。この席に座ってみたいなと思わせる演出です。モノレールは高いところを走っているので、高層ビルのまだ少ない那覇の街が見渡せて楽しい気分になれます。「おっ、那覇にもジュンク堂があるぞ」とかね。ただ、2両編成の列車が10分おきにしか来ないのはホームであふれてしまう客が出ないか、余計な心配をしてしまいました。

  建設費用の6割ほどは道路特定財源から捻出されているという話です。モノレールができて利用する人が増えれば自動車の数が少なくなって渋滞も減り、持って回って納税者(クルマを運転する人)にもいいことがあるというわけです。
  この話は、ゆいレールの公式サイトに記されていたのですが、同じサイトに"ご利用案内"というページがあって、乗車方法の指南をしています。タイトルだけを転載すると次のようになります。
Step1 自動券売機で乗車券を買います
Step2 改札機に乗車券を入れる
Step3 ホームに上がる
Step4 順序良く電車を降りる
…なんて書かれてあって、開業して何年もたつのに、"ご利用案内"のページがあること自体が、沖縄の人たちにはまだまだ慣れない乗り物、また改札機なんだなと思いました。かわいらしく思いますが、県内移動でさえしばしば飛行機を利用する沖縄の人からみれば、数年に一度くらいしか飛行機に用事のない私のほうがかわいらしいのかも知れません。
 
  県庁前から牧志までと、牧志から那覇空港までの区間に乗りました。渋滞も信号待ちもないゆいレールなのですが、案外時間がかかる印象です。空港から首里まで27分。距離は12.9km.ですから表定速度は29km./hほど。速度は悪くないのです。地図を広げてみると、見事な蛇行。那覇空港では那覇の街に向かうバスやタクシーとは反対方面に進んでいき、奥武山公園を包むように回り込んで旭橋に向かっています。地図にある路線図は北斗七星の柄の部分をさらにひん曲げたような形をしています。乗客の利便性を考え、より乗車率が上がるルートを考えたらこうなったんでしょうね。
  そうそう、冒頭の意地の悪いのも那覇駅を尋ねたのも私ではありませんので念のため。  

沖縄都市モノレール「ゆいレール」のサイトはこちら

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