ぶろぐのおけいこ

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紫陽花の歌(9) 旭大橋(橋フェチ)

2019-08-23 18:02:36 | PiTaPaより遠くへ

 帰るまでに、もうひとつ片付けておきたいことがあります。橋フェチと自認する私、歩道のある橋を見つけると徒歩で渡りたくなるという妙な癖があるのです。一昨日、稲佐山の麓の観光ホテルからの帰り、旭大橋を渡った送迎バスの中から、歩道を見つけたのでした。
 こんなことで時間を使うよりは、めったに来れない長崎まで来たのだからもう一つでも観光地を訪ねればよいのにと自分でも思いながら、県庁の横を通って旭大橋を目指します。県警本部を含む県庁の建物は2018年1月竣工、まだ新しい。ということは、江戸町でビルの解体工事が行われていたのは、旧庁舎の取り壊し作業だったわけですね。

歩道は港側につけられている。正面左の山が稲佐山。


 旭大橋は下流(港)側に歩道が作られています。

橋の歩道につながる階段が撤去されている。県庁新築にあたり、道路が変更された模様。

 県庁新庁舎の工事に伴い道路も変更されたらしく、旭大橋の歩道に上る階段はかつての道路の左右から上がれたのに、片一方は途中で階段がなくなっています。なんとも可哀そう。旭大橋はそんなに長くはない様子で、浦上川の川幅は100mに足りないくらいです。歩道は人が歩くは十分ですが、考えてみると自転車が通れません。階段だけでスロープがないのです。長崎市内は坂のせいで自転車はあまり普及しなかったそうです。だからこの旭大橋にも自転車が通るようにはできていないのかもしれませんね。

徒歩の利用客とはすれ違うけれど…

自転車で橋を渡るようにはできていない、旭町側の階段。

 橋の途中に広場が作られています。港方面や南山手方面を眺めるのに都合よくできています。長崎駅方面からはまっすぐ浦上川を渡って、旭町ではぐるっと左に曲がって旭町通りに合流するのですが、歩道は旭橋通りの上で車道と別れて階段で通りに下ります。浦上川の右岸に出てみました。かつては船も接岸しただろうと思われますが、今は使われていない様子です。大浦天主堂の塔越しに見える港の風景にはこの場所も入っていました。

(6)の記事にある、大浦天主堂の塔越しに港の景色が見えた写真には、このあたりが写っている。

 右岸から橋を見上げると鉄とコンクリートでできた橋の横っちょに木が一本生えているのに気づきました。種が運ばれてきてたまたま条件よく芽が出たのでしょう。歩道を歩いている人もおそらく気づかないような場所でしっかりと生息しています。たくましいものです。

こんなところに木が一本。

橋の歩道から見る。毎日歩いている人はこの植物に気づいているだろうか。

 もういちど、階段を上って旭大橋の歩道で駅側に戻ります。 

 歩いている途中で船の汽笛が聞こえ、五島へ向かう船が出港するのが確認できました。すり鉢の底のような地形で、よく音が反射するのか汽笛がしっかりと聞こえる。これも長崎の音風景なんでしょう。

 橋を渡り切ったら、工事中の長崎「新」駅が見えます。高架駅です。

(つづく そろそろ終わります!)


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