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ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

山為食堂 河西橋を渡りたい⑴

2024-11-12 18:34:36 | 食べもの
 和歌山市の紀ノ川にかかる橋。もと軽便鉄道の橋で、現在は歩行者や二輪車が渡れる橋がある。それが取り壊される日が近いという話を聞いたのは、朝のNHKの番組のことでした。「めでたいでんしゃ」が走る、南海加太線の話題の時でした。
 このブログには何度も書いた「橋フェチ」を自認する私。通行できなくなる日が近いというなら行ってみるべし。10月のとある平日に出かけたのでした。

 和歌山市駅の近くにクルマを置いて、まずは腹ごしらえと山為食堂に行ってみました。
   5,6年前でしょうか。ご主人様の思い付きでお店まで行ってみたものの、入れなかったお店です。行ってみる気になったのは平日だからです。休日なんかに行ったら並びの列におののいてしまうに違いない。そう思っていたのですが営業は月曜日から土曜日で、日・祝日はお休みらしい。帰ってからわかったことです。
 後で気づくと、この昭和の雰囲気のある食堂にユーミンがやってきたことがあるそうです。ユーミンのコンサートに行ったことはありませんが、かつて和歌山のビッグホエールで、コンサートのリハーサルを行ったことがあるという話を聞いたことがあります。その時のことのようです。
 平日、11時過ぎにお店に着いたのですが、すでに10人ほどの並び。まだ日差しが強かったころです。お店は食堂という名にふさわしい昭和感。私にはとても落ち着く雰囲気です。客たちはだいたい仕事の合間といった出で立ちのサラリーマンが多いように思いました。10人くらいならすぐに入れるだろうと思っていたのですが、テーブルに座るまでに約30分。注文の品が出てくるまでにさらに10分。結局並び始めてからお店を出るまでに約50分かかりました。平日ゆえ、一人か2人連れの客ばかりです。お店では4人がけのテーブルが4脚、6人掛けのテーブルが1脚、そしてカウンターが3人分ほどある(思いだし思いだし原稿を書いているので情報はやや怪しい)のですが、相席はさせないので回転効率が悪いといえば悪い。厨房と客室の間は、4枚のガラス張り引き戸になっていて商品を出す時だけ開くという、「ありがたい」形式です。

 中華そばを注文しました。食レポをできるほど知識も言葉ももちえませんので、味については他の方の記事を読んでください。私にも言えることは、「けもの臭くない」豚骨だということ。以前に、和歌山の知り合いに「おいしい中華そば屋さんを紹介して」、とお願いしたら、「けもの臭い。でもあそこが一番」と教えてくれたのは、丸三というお店でした。丸三もおいしかったけれど、ここ山為食堂の中華そばは、丸三ほど主張しません。奇をてらうことなく、長い間ずっと同じ味でやってますという印象。穏やかなお味でした。トロッとしたチャーシュー。しっかりとしたナルト1枚とかまぼこ2枚。ラーメンではなく中華そばの所以でしょうね。丼が小さい目なのも中華そばっぽい。スープを飲み干したら丼の底に残るのは粉骨というらしい。
 うどんもお品書きにある、つまりは食堂であって中華そば屋さんではないようです。和歌山の中華そば屋さんによく置いてある、ゆで卵も早寿司もありません、次にこのお店に行くことがあったら…うどんをたべてみたいなぁ、でも中華そばも捨てがたい。いつ行けるかわかりもしないのに、悩ましいのでありました。
 食事を終えた客の何人かが厨房の店主に声をかけています。わざわざ遠いところから食べにくる私のような客もいれば、地元の常連さんも根強いのですね。そういや、店の表で待っているとき、私のすぐ後に並んだサラリーマン風のおじさん(たぶん私より先輩でしょう)は、「ここは何がおいしいのですか」と私に尋ねました。屋号は知っていても、店の人気メニューを知らない人もやってくるというお店です。
 帰ってからWEbサイトを探してみたら、次のがみつかりました。でも、最新情報ではないみたいです。注意しましょう。
https://site.locaop.jp/VygMQ

(つづく)

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