兵庫県香美町香住にある香住鶴株式会社がつくる日本酒。
自分のための飲んだお酒の記録です。客観的に伝える力量はないので、アテにしないでくださいね。
昨年末に、会社の2人からまったく同じお酒をお土産にいただきました。それが山陰、香住の香住鶴。どちらも270ml入りの小さな瓶。お土産にちょうどいいサイズですね。仮に好みの味ではないな…と思う人にも、もし少し飲みたいと思う人にもいいサイズ。私も近頃はこれくらいのサイズが、飲み残しを気にしないでちょうどいい。
常温で飲んでみました。スイーティーな吟醸酒です。イチゴの香り(人はどういうか知りませんが)がほんのり。日本酒っぽくない味です。そして華やかすぎないのがいいです。例えていうなら、箱入り娘の折り目正しさ。
香住鶴という銘柄には思い出があります。もう20年くらいまでになりましょうか。会社の上司に連れられて、同じ会社の仲間6,7人で行ったのが、神鍋高原の名色スキー場。民宿で泊まった晩御飯はマツバガニ。カニもうまかったが、その時の酒が香住鶴。一升瓶2本をこのメンバーで空けてしまいました。おそらく一般酒で、高価なものではなかったはずなのですが、旅の気分はぐっと酒の味を盛り上げます。名色スキー場はもうなくなってしまいましたが、香住鶴には、またこうしてあうことができました。
翌日、冷蔵庫で冷やしておいた同じ香住鶴を飲んでみました。まったく印象が変わります。吟醸酒らしい甘さ、華やかさが増しました。イチゴの香りが強くなりました。思いついた言葉が「甘露」。香住鶴の純米吟醸を飲むなら、冷やして飲みましょう。
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