青春18きっぷ (8) 大阪駅 麺亭しおつる

　青春18きっぷの5回目。最後の一日です。今度は西へ遊びに行こう、海を越えて四国に行こうというプランです。
　例によって始まりは麺を食すことから。大阪駅の中央改札口を入ってしばらくのところにある「麺亭しおつる」できつねうどん340円也を食べます。すうどんにしたいところだったのですがメニューにないみたいなので、一番シンプルなという意味できつねうどんを注文しました。この店、14時からは居酒屋にもなるらしく(麺類は17時までの提供、それ以降は居酒屋オンリー)、カウンターには焼酎の一升瓶が何本も置かれています。また、ちゃんと椅子もありますから立ち食いではありません。

　出てきたきつねうどん。大阪の「うろん」ってきっとこんなもんやろうと思う味です。しっかりと輪郭のあるつゆの味。ツルツルとした麺。ふっくらと甘く仕上げてあるお揚げ。関西以外の方で、大阪のうどんを手早く食べてみたいと思う方には、駅から近くて安くていいかもしれません。
　「いつ時代の知識や」と大阪駅をよくご存じの方に笑われそうですが、環状線ホームの天満寄りにうどん屋さんがかつてありました。まだあるものと思って行ってみると影も形もありません。大阪駅が大改造された時になくなってしまったのですね。全国的にホームからはうどん屋さんやそば屋さんが消えつつある、そしてエキナカの店舗に組み込まれていくということでしょうか。後で、Webで確認すると麺亭しおつるは8月8日開店の真新しいお店。さらに、環状線ホームにあったお店も同じ系列のお店で、2009年7月に閉店したらしい。

　さぁ、うどんの後は新快速に乗って神戸線(東海道本線・山陽本線)を下ります。12両編成。休日といえど、少々仕事が立て込んできている私。18きっぷの残り1回分を消化しなきゃ、でも休みの間に仕事をある程度片づけておきたいと、両立しない悩みを抱えています。そこで、車内でも仕事ができるように、寅ちゃんバッグ(車寅次郎が旅に持っていくようなサイズのバッグを私はそう呼んでいる)を持ってきました。膝の上で机のように使うためにです。

　ちゃんと座れて仕事も順調。この新快速は姫路行きなのですが、加古川で降ります。

（つづく）