2023年が始動し1月後半です。日本では地球温暖化or寒冷化の寒冷、豪雪被害が発生し、コロナ禍や鳥インフルエンザの感染症も蔓延状況です。昨年5-6月に国土の3分の1が被害にあった熱波、洪水のパキスタンと年初の米カルフォルニア州の豪雨、洪水と昨年の山林火災被害で地球温暖化、気候変動の先鋭化リスクについて考えてみます。
すでに周知の方が多いと思いますがパキスタン洪水被害の概要は死者1700人弱、全半壊建物105万件、家畜約70万頭、被災者3300万人の史上最大レベルの熱波後の洪水被害で総額は5兆7900億円(円時価)と推計されています。米カルフォルニアの昨年8月の熱波乾燥山林火災があり今年の豪雨洪水災害は死者19人、家屋インフラ被害の総額は310億ドル(約4兆円)と報道されています。
昨年4-5月のパキスタンは酷暑、熱波、干ばつでした。ジャコババードで最高気温47度で史上最高でした。インドのデリーでも最高気温49度超えで北半球の都市で最高温度です。人間の生存の可能性の限界を試す高温でした。その後氷河溶解、長期モンスーン降雨で大洪水被害が発生したのです。
米海洋大気局(NOAA)によれば㋆の気温は過去128年で3番目の高温でした。8月20日までに4万3000件以上の山火事が発生しています。日本の四国を超える2万4000平方キロを焼失した。その反動でか最近の豪雨洪水被害です。酷暑、山火事、干ばつ、豪雨で洪水が発生したのです。アメリカの豊で先端技術のカルフォルニア周辺での被害です。地球温暖化で海抜の低い沿岸・河川低地域や乾燥地帯では住めなくなると予測されています。
我が日本も温暖化or寒冷化の酷暑、豪雨、厳寒、降雪の影響があり海洋の水に覆われた災害列島です。人の行為で温め続ければ熱波・豪雨、降雪災害は毎年どこかで起きます。日本には数十年の積み残された少子化対策など問題が山積しています。岸田首相の所信演説を聞いても生存の最優先課題の温暖化、気候変動対策や脱炭素社会の国連の指摘に向き合う気迫が感じられない。コロナ禍や感染症も気候変動の要因によって蔓延していると思われます。
NHKなどTVラジオメディア等も劣化しお笑い芸人やスポーツ番組や無駄話で電力を浪費している、2030年までの達成目標、「SDGs」や脱炭素社会に向けての啓蒙番組や報道等は少ない。政府の取り組みや企業人の真摯な努力も報道はほぼない。災害や事件が起きてから騒ぐ感度の鈍い報道人たちです。withコロナ時代は政府官僚やTVメディア等報道人は率先して過密を避け無駄な化石燃料の電力や移動を最小化し効率的な生活を推進し社会経済活動を再構築することです。コロナ以前に後戻りすることではないのです。
パキスタンの熱波・洪水被害や米カルフォルニアの山林火災や豪雨洪水は対岸の火事ではない。世界中どの地域でも起きる事態です。日本もどこかで毎年災害に遭遇しています。18世紀後半からの産業革命以後の人間、人類の行動、行為を再検証し速やかに修正する時期にきていると思います。国連大学教授は「我々の行動の無作為が災害に手を貸している」自然保護の取り組み、過剰消費の抑制、早期警戒システムの強化等が大きな成果をもたらすとも述べています。よく考えて生活しましょう。
写真はlBL転載です。
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