青空Green倶楽部

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同調圧力と日本社会

2024-07-12 10:19:24 | コラム



 同調圧力とはある社会の組織や集団で同調を求め強制する力のことです。性質は目に見えない力で客観的な正しさと異なる状態に変質することがある。多数派の意見や興味に暗黙で他者の意見や行動に影響を与えます。企業理念や地域社会などで客観的で視野の広い優れた指導者の元では有効に機能することもある。

 島国、日本社会には同調圧力や忖度(そんたく)や陰湿ないじめ、パワハラ、セクハラ、家庭内暴力、ネット炎上、無責任詭弁(きべん)など政治、経済界、TVラジオメディア、地域社会、学校、スポーツ組織などで顕著に見え隠れしています。その根源に「空気を読む」と言う妖怪(ようかい)がいると言われています。 

 政治家やTVラジオメディア、学識経験者などでも「声を上げること」のリスクが大きくなっている。人と違うことを主張すると損(そん)をする社会です。TVラジオメディアの保身、御用学者、放送番組審議委員は名誉職で多数の国民のように見聞きもしてない。NHKでも生産性のない無価値のひな壇お笑い芸人の雑話やスポーツの報道番組、雑音楽番組が70%以上です。日本経済の衰退や国民の格差や階層化に貢献しているのです。 
                                                        
 AIデジタル、グローバル化新時代の日本社会を覆い包む古くて新しい病理に息苦しさを感じている人は多い。巨大グローバル企業やIT企業が財力や権力を手にして国家や国民、メディアを支配する存在になっている。経済格差や階層化が顕著になり円安や物価高騰もあり重苦しい空気感があるのです。AI技術の進化、発展により様々な「ゲームチェンジ」の社会的変化が断続的におきるのです。

 同調圧力の強い国での悪政の失われた30年で「日本は貧しくなった」。国民の規格化が過剰なまでに進行した。全員が同じことやって優劣を競い合っている社会では変革も改革できないし新しい物も生まれない。互いの足を引っ張りあい「出る杭(くい)」を打っている。国際経済競争力の下降衰退の要因にもなっているのです。

 論理的正論や見識を貫くのが難しい社会になっている。少しでも人と違うことを言ったりするとはじき出される。今の若い人は「浮く」ことを病的に恐れているそうです。集団から「浮く」ことは競争から脱落することです。錦の籏を立てても誰も付いてこなければ脱落します。学生運動も労働組合もTVラジオメディアも機能しない日本社会になっているのです。

 現況の日本の政治家のように自己中心的で内向きの古い指導者の同調圧力社会の中では国民幸福度は減退し進歩も改革もできない。抑圧された同調圧力社会の反対方向には創造的で広大で自由や未来や改革や進歩がある。                                         

 人口減少、少子化や食糧自給,国防、新質生産力など多くの国家基軸の問題のある日本です。生産性のない職業スポーツなど廃止させ国民健康スポーツに特化する。右往左往する国民の時間の無駄です。良識ある有権者によってのみ劣化の日本政治家やTVラジオメディアの改革も可能です。

 都知事選の石丸伸二氏のような清新で論理的で見識がある日本の新時代を担(にな)う政治家も台頭しています。姑息(こそく)で詭弁(きべん)の首相や賞味期限のきれた旧態の議員より優れています。特に青年、学生は日本の社会変革に創造性や独創性を発揮し自分の信念、意見を声高らかに述べて下さい。新制日本の再建に努力し戦って下さい。

 
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