青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

天道酬勤

2021-09-15 06:25:19 | コラム


  天道酬勤(てんどうしゅうきん)tian dao chou qin 天(神)は勤勉な人に報酬を与えるが意訳で「努力をすれば報われる」の意味です。2000年も前に書かれた周易の言葉です。中国・西安の書院通りで購入してき来た掛け軸です。寝室に人生指針として掲げています。中国企業の職場でも一番多く掲げてある軸だそうです。

  論語の一分収穫、多労多徳、勤勉実直の勧めで「懸命に働けば今日より明日はもっと明るく良くなる」との前向きの言葉です。それに近い地道酬善・人道酬誠・商道酬信・業同酬精もあります。

  政治体制は別にして経済的に大躍進し覇権をも競う中国です。30数年前訪れた中国はインフラは不整備で衛生状態も悪く貧しい国でした。瀋陽の雑貨店で購入したミネラルウオーターにはボウフラが浮揚していました。郊外の中学校を訪れた時、日本は負けると予感がしたのです。全寮で3段ベッド3^4台の狭い部屋で午前午後の授業が終わって夕食後、また学校で夜の10時頃まで勉強し努力している子供たちの姿でした。その時代、日本はjapan is NO1で日本の子供はアニメだゲームだ野球と浮かれていた頃です。

  その後の中国は世界の工場となりHANDAのオートバイやFUJIBISHIのエアコンなど多々問題を抱えながら製造、輸出し経済成長したのです。現況では毅然とした国家理念でインフラ、住宅も整え、軍事、経済、大学教育、特許数や論文数も日本を追い抜き世界1、2位を競う国に大躍進したのです。

  その間、日本は終身雇用を破壊し生活不安の派遣社員を創り兼業農家や中小企業を衰退させ、2^3世代同居の家族構成を破壊し介護施設を経済成長の柱にするなど多々矛盾だらけの施策で約30数年、国民所得は下降し少子化、格差拡大、社会不安も増大させ多数の国民生活が良くなっていないのです。

 政治やTVメディア等の劣化で真面目に働く人が報われない社会になっている。AI新時代になっても派遣や、仲介や、情報や、データ改ざんや、スポーツや、お笑い芸人や、詐欺や等の悪知恵、ピンハネ業が儲かる社会は良くない。国内各層の真面目に働く労働者、学術研究者、芸術家等が全面にでる社会にしないと。NHKが騒ぐ芸人やスポーツ選手等とは真逆の人々が報われる社会です。例えば連日の酷暑に朝から夜まで騒ぐ高校野球:。青春を燃やす文化、理科系のクラブ、サークルの生徒の姿が全く見えないのです。

 政治の最優先課題は国防と脱炭素社会、災害の最小化に国民幸福です。    

 天道酬勤・人道酬精で日々、がんばり過ぎないようにがんばりましょう。


写真は軸屋転載で同様に自室に掲げていますが書体は異なります。
  
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