先進国や新興国の化石燃料の大量消費により地球温暖化が進捗し様々な気候変動が起きています。しかし異常気象や自然災害で大きな被害を受けるのは後進国や途上国の人々や責任のない将来世代の人々です。異常気象や自然災害が多発すると農業や漁業の自然に頼った生活をしている人々特に貧困層はより深刻な影響を受けます。先進国に比べ途上国は気候変動に適応する能力、資金、技術が不十分だからです。こうした不公平さの気候変動は国際人道問題で不正義で温室効果ガスを削減しなければならないと言う認識が気候正義です。
環境先進国や世界各地ですべての人々の暮らしと健全な生態系を取り戻し持続可能な社会実現に問題を解決しようとする運動が行われています。日本でもNGOや少数の学生など活動をしています。今開催されている「COP25」で災害多発国、日本政府は火力発電など温暖化対策に消極的だとしてNGO(非政府組織)から「化石賞」を2度も頂く不見識な状況です。
気候変動の主原因の温室効果ガス削減は国境を超えた最優先課題ですが日本での政府やメディアなど希薄に見えます。学識者やNGOなど積極的活動されているようですが国民的課題になっていない。化石燃料の火力発電所、重工業のエネルギー転換やガソリン車などの販売停止、飛行機移動の最小化などが重要課題で経済の成長政策の方向性も違う感じがします。
環境先進国で国民的に政府やメディアが啓蒙している「気候正義」の言葉や報道を日本のTVラジオメディアでは聞かない。日本で影響力がある公共放送は劣化して節操のないプロスポーツの勝敗や選手動向、雑音芸能人情報等々の時間の多いこと・、多分野で優れた人の多い日本で似たような芸能人やスポーツや選手の動向など多数の良識ある人は無関係・。地球規模の最優先課題として自然災害を最小化し世界に誇れる環境先進国となるように「気候正義」をも啓蒙してほしいものです。
写真はミヤンマ―・シャン州の農民