青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

国連・幸福度報告書で日本を考える

2020-01-23 12:32:17 | コラム


 既に多くの方が周知かと思いますが国連が毎年、「世界幸福度報告書」が発表されています。156カ国の各国の幸福度の値を0~10にし各個人の回答の平均値を数値化した報告書です。2019年の報告書によれば1位フインランド、2位デンマーク。3位ノルウェー、4位アイスランド、5位オランダです。・・15位英国、・・19位アメリカ・・25位台湾・・35位シンガポール・・52位タイ・・ようやく58位が日本です。中国は93位‥ミヤンマ―は131位です。日本は2017年は51位、2018年は54位2019年は58位とここ3年、毎年、幸福度順位を下げているのです。

 6調査項目の優秀国は1.人口あたりのGDP(対数)、カタール・ルクセンブルク。2.社会的支援(困った時の支援)、デンマーク・フインランド。3.健康寿命、シンガポール・日本。4、人生の選択の自由度、フインランド・デンマーク。5.寛容さ、ミヤンマ―・マルタ。6、社会の非腐敗度(社会や政府に腐敗が蔓延していないか)、フインランド・デンマークなどです。日本は調査項目の2の社会的支援と5の寛容さ6の社会の非腐敗度(不満悲しみ怒りの少なさと社会や政府に腐敗が蔓延していないか)が問題です。

 GDP(国内総生産額)1位のアメリカ2位の中国、3位の日本などは国民幸福度が下位であることは政治や社会制度などと無駄や格差(再分配)など問題が内因しています。幸福度の感じ方は多様ですが日本は国民幸福度ベスト10以内にはいれるポテンシャルの高い国です。気になるのが民主主義の根幹の議会選挙の日本の投票率は世界の150位です。民意の低い政府の施政が国民幸福度58位にしています。。投票率の低さは国民に多大な影響力のあるTVメディアなどが問題です。節操のない過度な拝金主義、商業主義、快楽を蔓延させ、お笑い芸人やスポーツの勝敗や動向、グルメ情報に占拠されたTVメディアなどが政治的無関心を醸成しているのです・。

 
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環境保護と経済の両立

2020-01-08 17:08:29 | コラム

象と遊ぶミヤンマ―・エレファントビレッジの子供

聖書に書かれたようなイスラエル・テルアビブの㋀7日の豪雨、洪水

 2020年(令和2年)、十二支のはじめ子(ね)年が始動しました。子(ね)の年は運気の始まりで植物に例えれば成長に向かって種子が膨らみ始める時期で子孫繁栄など未来の可能性を感じる年ですが・・・米中の覇権争い貿易戦争、米イランの中東紛争、英のEU離脱、EUの分断化、香港の民主化紛争など過度なグローバル化とポピュリズムの混沌社会の年かな・。

 特に今年は「地球の温室化の瀬戸際」、環境保護と経済を両立させるグリーン経済への転換を地球規模で早急に実現する年だと考えています。温室化した地球が現実になれば人の住む場所でなくなる危機感を多くの世界の学者が表明されています。今すぐ特に先進国は生活スタイルを変える必要があると強調されています。化石燃料を最終的に廃棄物ゼロにする「ゼロエコミッション」のエネルギー源の転換や植林などCO2を吸収する戦略が提言されています。

 温室効果ガスの排出量が増え続くと極地の氷が解け産業革命前より温度が4-5度上昇し海面は10-60m上昇し各地で河川が氾濫し沿海部は暴風雨にさらされサンゴ礁は消滅し地球の平均気温は過去120万年のどの間氷期より高温になると指摘しています。

 昨年9月から猛威をふるっているオーストラリア南東部の森林火災でニューウサウスーウエールズ州で多くの被害があります。動物は10億匹が亡くなったと推計されています。1月7日にはイスラエル・テルアビブで聖書に描かれているような豪雨、洪水の被害が報道されています。

 
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