既に多くの方が周知かと思いますが国連が毎年、「世界幸福度報告書」が発表されています。156カ国の各国の幸福度の値を0~10にし各個人の回答の平均値を数値化した報告書です。2019年の報告書によれば1位フインランド、2位デンマーク。3位ノルウェー、4位アイスランド、5位オランダです。・・15位英国、・・19位アメリカ・・25位台湾・・35位シンガポール・・52位タイ・・ようやく58位が日本です。中国は93位‥ミヤンマ―は131位です。日本は2017年は51位、2018年は54位2019年は58位とここ3年、毎年、幸福度順位を下げているのです。
6調査項目の優秀国は1.人口あたりのGDP(対数)、カタール・ルクセンブルク。2.社会的支援(困った時の支援)、デンマーク・フインランド。3.健康寿命、シンガポール・日本。4、人生の選択の自由度、フインランド・デンマーク。5.寛容さ、ミヤンマ―・マルタ。6、社会の非腐敗度(社会や政府に腐敗が蔓延していないか)、フインランド・デンマークなどです。日本は調査項目の2の社会的支援と5の寛容さ6の社会の非腐敗度(不満悲しみ怒りの少なさと社会や政府に腐敗が蔓延していないか)が問題です。
GDP(国内総生産額)1位のアメリカ2位の中国、3位の日本などは国民幸福度が下位であることは政治や社会制度などと無駄や格差(再分配)など問題が内因しています。幸福度の感じ方は多様ですが日本は国民幸福度ベスト10以内にはいれるポテンシャルの高い国です。気になるのが民主主義の根幹の議会選挙の日本の投票率は世界の150位です。民意の低い政府の施政が国民幸福度58位にしています。。投票率の低さは国民に多大な影響力のあるTVメディアなどが問題です。節操のない過度な拝金主義、商業主義、快楽を蔓延させ、お笑い芸人やスポーツの勝敗や動向、グルメ情報に占拠されたTVメディアなどが政治的無関心を醸成しているのです・。