世界の自然災害
世界フォーラムの「グローバルリスク2024年度版」の報告書が1月に発表された。グローバルリスクの短期と長期の重要度が指摘されています。長文になりますので簡略に要約して記載します。
世界のパワーダイナミックス、気候変動、テクノロジー、人口動態の変化に世界の適応能力の限界まできていると論じられている。人間開発が徐々にそぎ落とされ個人や国家のリスクが虚弱になっている現状を警告されています。グローバルリスクの短期、長期の重要度がランキング化されて図表も書かれています。短期の2年後までの起こりうる影響について深刻さを指摘しています。
グローバルリスクの短期のランキング
1.誤報と偽情報 2,異常気象 3,社会の二極化 4,サイバー犯罪やサイバーセキュリティ対策の低下 5,国家間の武力紛争 6,不平等又は経済的機会の欠如 7,インフレーション 8,非自発的移住 9、景気後退(不況・停滞) 10、汚染(大気、土壌、水)
*偽情報と紛争の増加
持続する生活費危機、AIによる誤報、偽情報、社会の二極化の懸念、改ざんされた情報と社会不安の結びつきがリスクの中心になる。国家間の紛争は地政学的緊張と社会的レシリエンスの侵食により紛争の連鎖が懸念される。
*経済の不確実性と発展の衰退
今後数年間は経済の不確実性が続き技術的格差が拡大する。長期的には流動性に対する障壁が設けられ人口の大部分が経済的機会から締め出される可能性がある。紛争の起きやすい国、気候変動の起きやすい国は投資や技術、それに関連する雇用創出の機会から遠ざかる可能性がある。安全や安定した生活ができない場合、個人は犯罪に走り国はより軍事化し過激になる。
*危機にひんする惑星
地球システムの危機的な変化は異常気象です。生物多様性の喪失(そうしつ)と生態系の崩壊、天然資源の不足減少に最も深刻な海洋も含む汚染です。戻ることのできない地点を通り過ぎるリスクが高まっている。
*リスク対応
報告書はグローバルリスクに対応するための行動を再考するように各国指導者に呼び掛けている。国際協調を積極的に展開させることを推奨している。紛争の意志決定にAIの統合協定、誤報、偽情報にデジタルリテラシーキャンペーンを通じ国家や個人のレジリエンス(精神的な回復力)を強化すること。気候モデリングやエネルギー転換を加速させ技術や研究開発を促進する。
世界はAI、気候変動、地政学的変化、人口動態の変遷(へんせん)など大きな転換期を迎えている。それはチャンスでもあるのです。既知のリスクは激化し又新しいリスクも出現します。国境を越えた集団的かつ協調的な行動も一翼になっているのです。
グローバルリスクの軽減は地域に根ざした戦略が不可欠です。国、企業、個人のそれぞれの行動がグローバルリスク軽減の針を動かしより明るく安全な世界に貢献することができるのです。
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