青空Green倶楽部

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2024「世界幸福度報告書」と日本

2024-04-04 10:26:03 | コラム


 3月20日に国連の持続可能なソリューションネットワーク(SDSN)から「世界幸福度報告書」2024年版が発行され世界の国別のランキングが発表された。調査項目は143カ国を対象に1.1人当たりのGDP 2.社会保障制度と支援 3.健康寿命 4.人生の選択自由度 5.他者への寛容さ 6.政府や企業の腐敗認識の6項目です。

 日本は前年より4ランク落ちの51位です。上記国別ランク表にも表示できない下位です。常連の幸福度の高い国々は平等度でも上位の北欧諸国です。その他参考までにイスラエルは4位、英国は20位、米国は23位、ドイツは24位、フランスは27位、シンガポールは30位、台湾31位です。注視の国で中国は64位、ロシアは70位、ウクライナは92位、ミヤンマ―は117位です。 

 国民幸福度の上位の北欧諸国は1.汚職が少なく信頼できる政府機関と国家制度がある 2.信頼できる福祉給付、医療や学費を気にせず利用できる。3.民主主義と国家制度が効果的に機能し市民の自律性と自由度が高い。4.互いに対する社会的信頼が高く人々の幸福に寄与している。こうした立派な国々とは違って現実の日本はG7とかG20の先進国とも言えない状況です。

 2023年の64カ国調査の「世界競争力年鑑(WCY)」では日本は35位です。世界どころかアジア諸国より下位です。シンガポールは4位、台湾は6位、香港は7位、タイは30位、インドネシアは34位です。1989年から1992年まで世界1位の日本だったのです。子供がなりたい職業が何も生産しないプロ野球やサッカー選手にお笑い芸人では日本は衰退し日本人は不幸になります。政治屋の劣化とNHKなどTVラジオメディアの劣化が問題でしょう。

 2023年のIMFの1人当たりGDPも確認しましょう。世界と比較するのは無理でアジア諸国の順位です。日本は35位です。シがポールは5位です。マカオは16位、香港は21位です。その下位が日本です。1人当たりのGNIは日本は36位です。アジアの上位国でシンガポール3位、香港が11位、マカオが12位、ブルネイが14位、韓国が32位でその下位が日本です。

 少し古い2021年のジニ係数、所得不平等指数も記述します。1位は南アフリカ、2位チリ、3位コスタリカで8位が米国、10位が英国で日本が13位です。所得不平等のジニ係数もかなり上位の日本です。所得の不平等も是正しないといけない。

 いずれにしても現実の日本の国民幸福度は劣化しています。立法府の法務大臣や副大臣が法を破り逮捕される。立法府の議員が自らの権益のためのザル法を立法する。その議員を選挙で選ぶ国民がいる。野球やサッカーなどスポーツにほぼ無意味な勝敗事に大騒ぎし愚民化に貢献するNHKなどメディアがあるのです。                                               

 多数の国民が平等で幸せを感じられる日本にするには大変革することです。先ずフヤケタ公共放送を凜とさせる。約30年間の日本経済の衰退と国民不幸の原因を明らかにし刷新する。老害、世襲国会議員を排除し清新で誠実な国会議員を選ぶ。諸悪の根源の企業団体献金を禁止する。国民幸福を疎外し政治や政策が歪む原因です。                                                             

 企業や団体は権益メリットがあるから企業献金したりパーティー券をを買うのです。補助金、助成金、振興資金、入札談合等々のメリットです。不透明な政党助成金、政策活動費、文書交通費等々国民が監視できるように透明化する。若くて誠真で誠実な人を国会議員、大臣にする。金のかからない選挙、立候補の供託金を安くすることです。

 国民の誰1人取り残さない心豊かで幸福度の高い日本国に政治体制を再構築する。厳しく上記の事を履行して頂ければ国連の世界幸福度報告書のベスト10以内の日本になるかも?。選挙時は良く考えて投票をしましょう。現状は日本と日本人の危機です。改革、変革に努力しましょう。

 地図、国別順位表は見にくいのですが国連転載です
 写真はミヤンマービルマ族のそれなりに幸せな果物屋の娘です


 

 

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