Irisの八ヶ岳山麓便り

季節の移ろいを感じながらスローライフ

ハチの餌(すがれ追い)

2012年08月13日 | 日々の暮らし
ハチの餌(イカ片)にたかるギンバエ

8月11日(土)  
朝(7~8時頃)、1台の車が家の前の道路に停まり、中高年の男性3人が降りてきて、我が家の垣根の下あたりを見ている。一人は腰が曲がったお年寄り。あれっ、2-3週間前にも来ていた人たちだ。付近をうろうろし、上を見たり、垣根の下の方を長い間見ていたり・・・。都会人の感覚では、完全に怪しい人たちだ。ところが、彼らは悪びれること無く、まったく無頓着に行動している。前回は親子らしい二人連れだったが、今回は3人連れ。一人が角を曲がって北の方向に歩いて行った。両手に白っぽいものをぶら下げている。我が家の西北の角で、またもや立ち止まって草むらをじっと見たり、上の方に目をやったり・・・。そのうちに、散歩の男性が声をかけた。「スズメバチですか?」「そう、今年は雨が多かったせいか、いないねえ・・・」などと話している。えっ? スズメバチを採っている? 間もなく、他の二人も戻って来て、またもや我が家の南側の側溝沿いに集まって、「ここに餌を掛けといたんだけどなー」とか話して行ってしまった。そこで、道路に出て問題の場所を見てみると、上の写真のように、イカのエンペラが針金で生垣に吊りさげられていた。


道路から見るとこんな感じ


近所の方に聞いてみると、伊那から来ているお知り合いの方で「地バチ(クロスズメバチ)の巣を採る遊び」だという。白いエサをくわえたハチが巣に向かって飛んで行くのを追いかけて巣を見つけ、巣を採るのだそうだ。地バチはおとなしいので、巣をつついたりしなければ危なくないらしい。ハチに熊と間違えられないように、庭仕事をする時は白い衣服や帽子を冠るのが良いとも教えていただいた。
インターネットで調べてみると。すがれ(地バチの一首)追いと呼ばれる蜂の巣の採り方らしい。そういえば、そんな風にハチの巣を採るのをテレビで見たことがある。巣の中の幼虫を食用にする。伊那はハチの名産地だそうだ。確かに、この辺りのお土産品として、ハチの巣の缶詰を土産物店で売っている。幼虫は入っていなかった気がするが・・・。蜂蜜は大好きだが、蜂の子は食べる気になれないし、巣は食べたことはあるが、鑞のような食感でイマイチだった記憶がある。

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