切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

慈雲寺 京都市下京区・・・島原の妙見さん

2021-09-12 22:26:18 | 撮影


 慈雲寺は五条大宮の交差点を南へ約200m。そこから路地を西へ入ったところにある。このお寺は「島原の妙見さん」と呼ばれて、付近では親しまれている。いわゆる花街の島原からは少し離れてはいるが、歩いて行けないことはない。なぜ島原とついたのかはわからない。
 創建は応仁の乱の直前。当初は吉祥寺と呼ばれていた。後に日蓮宗に改宗し名前も慈雲寺と改名された。戦国時代の戦禍によって一度焼き落ちているが、後に再建され今現在の妙見堂の再建は江戸時代の末期に近い頃だ。この妙見堂に祀られている「妙見大菩薩坐像」が島原の妙見さんと呼ばれている。大層な名前だが実物は10cmくらいのものだと言う。元々は洛陽十二支妙見めぐりの9番目として、申 (さる)を祀っており、そのことから病や不幸が去ると言われ、開運厄除けや病気平癒の信仰の対象となった。
 訪れた日は山門が開いており、境内に入って本堂や妙見堂などを撮影。江戸時代の古いお墓が集められた所には石造の南妙法蓮華経の石碑が立っていた。または山門や塀沿いには洛陽十二支妙見めぐりののぼり旗が多く建っていた。

    
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