同じ名前のお寺が伏見区内には2箇所あり、訪れたり調べたりする時に迷いやすく、住所は伏見区周防町ということで調べる必要がある。京阪電車伏見桃山駅から大手筋商店街を 500m ほど西へ歩き、その南側の道を行くと西教寺がある。
門も境内や本堂の建物なども、周囲の住宅などに溶け込んで何か、お寺という感じがほとんどしないと言っていい。山門は常時開いているようで、そのまま境内に入るが、 2階建ての大きな住宅が控えている。これが本堂となるようだ。境内もコンクリート敷きで庭に当たる部分に少し植栽があり、緑が広がる。やはりこれも少し大きな 邸宅の庭といった感じだ。
浄土真宗本願寺派の寺であり、従って本尊は阿弥陀如来像となる。創建等の由緒については一切わからない。浄土真宗ということで、親鸞聖人を宗祖としている。境内の一角にその親鸞聖人の幼少期の石造物が立てられていた。これも比較的新しいもので、お寺全体はおそらくここ20~30年くらいの間に全面リニューアルされたという感じがした。