それで…………まる…………

みんな、それぞれの違った可能性を持ち合わせているのに



みんな、一緒も、みんな、合わせる…………みんな、規則通りも…………みんな、おんなじ動きもなんだか、不自然…………窮屈…………



誰彼に属する…………も、なんだか、違和感…………




それぞれ各々たる世界が…………自由に存続して




それぞれが、呼吸を促されてゆく




そんな、




私自身の




世界空間に、佇んでいた…………

おんなじ空間な、なかで

おんなじ空間のなかで




それぞれが、自由に、全く違う動きをしながら




舞う蝶に




不思議とその自由空間のなかの、それぞれの空間が




意外にも、美しく、意外にも、統一された一枚の絵画のように




映りこんできていた




そんな、感覚が、あった…………

ひとりひとりが

ひとり、ひとり、が、神であり




ひとり、ひとり、が、政を司り




なんとなく、




誰彼の支持とおりや、支配や、団体や、controlのなき




単独世界…自由各々たる世界…を、自身みずから、




自由に、優雅に、それぞれの埋もれた才能可能性たるなかで




つくりあげてゆく……………




そんな、世界を芯から望み




意識し出していた…………