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風と光と空の詩(うた)

~色々あるけれど、人生はケ・セラ・セラ~

昔、負だったことが時を経ると変わっていく

2022年11月16日 | 日記
幼少期に親に棄てられ薄幸な子供時代を経て、結婚して22年で夫が急逝。
その後の癌罹患。

子供時代、何で自分には親がいないのだろう、親がいればもう少し違った人生だったかもしれない、と思っていた。

夫が亡くなった時、世の中には沢山の人が生きているのに、何で夫だけいないのだろう…と思ったりした。

そんなこんなもすべて受け入れ、時が経って、自分の家族以外は親も親戚もいない身(姉がひとり)はとても気楽だ。

夫には生きていて欲しかったし、存命であれば75歳なので、まだまだ二人で暮らしていけただろうと思う。

望まずして“おひとりさま”になったけれど、夫が生きていたとして、病気や介護が必要なことになったら、それはそれなりに大変だったろうと思う。
逆もまた……。

そう思うと私の人生はこれで良かったのだと思う。
色々しみじみ考える晩秋の朝。
もうすぐ夫が亡くなって28年である。

夫が写した28年前の秋。