67歳の方が97歳のお母様を亡くされ、落胆しておら
れた。もう少し生きていて欲しかったと。
4歳で両親に棄てられた私からすれば、なんて幸せ
なことかと。
以前、60歳の息子を案じる90歳の母を詠んだ短歌が
あった。成長したとしても、親にとって子供はずっと
子供なんだなと思わせてくれた。
生き別れた母が私を案じてくれたのか、知るよしもな
いが、親とはそういうものなんだろうな。
親の庇護のもと安心して暮らせるということは、後の
人格形成にもおいても重要に思える。
私はどこか歪んでいるやもしれぬ。
若い時、信じられるのは自分とお金だけって思ってい
た時期があったもんね。
今は違うけどね。
私が経験出来なかった「実家の良さ」を娘たちには
味わって欲しくて、我が家に来た時はあれこれ持たせ
て私も幸せな気持ちにさせてもらっている。