太陽からの離隔が小さく、大彗星になると噂されるアトラス彗星は、
接近とともに消滅するかもしれない位置に居ますが、
昨日、撮影され元気であることが分かったので、今朝早起きして挑戦。
ステラリウムのスマホアプリで位置を確認すると、地平線から上るのが6時10分過ぎ。
現地入りしたのが5時なので、アトラス彗星が昇ってくるまでの間、ケンタウルス座の球状星団を狙いました。
この球状星団は、最大級の球状星団で、東京からだと南中時でも高度が7度しかなく、低空で手強い相手。(横須賀市では7.1度}
「いつかはまともに撮影したい」憧れの球状星団。
天気は快晴。低空に靄がなく透明度が高い夜でした。
昨日までの強風も収まり、まさに好条件が重なった条件でオメガ星団の撮影できました。
最初、600ミリで撮影しましたが、「超全画素超解像ズーム」でも試してみたくなりました。
結果、600ミリよりも解像してくれました。
5時30分を過ぎると天文薄明が始まり、空に青みが現れてきました。
地平線が徐々にオレンジ色に変化し、その中で見つけたのが彗星の目印となる水星。
水星の位置から、おおよその地平線を双眼鏡で見ていると、彗星像が入ってきた。
「アトラス彗星健在❕」。彗星は消滅していなかった。
撮影データ
タカハシ製赤道儀EM10
ソニーα7C 200-600ミリズーム
オメガ星団 ISO4000 露出15秒 F6.3
アトラス彗星 ISO1250 露出1/320秒 F6.3