蝶図鑑に載っている「イシガケチョウ」。
生息分布をみると、近畿以南の四国、九州、南西諸島でしか見られない蝶のようでした。
遠征してでも会いたい「蝶のベスト10」入りしているこの子に、本日、会ってきました。
場所は、神奈川県葉山町の森戸川流域でした。昨日、鳥友の新妻さんが撮影して情報を
提供してくれたのです。「まさか神奈川県にイシガケチョウが」。
「このチャンスを逃すまい」という事で、朝から森戸川へ。
新妻さんが提供してくれた場所には、姿がなくしょんぼり。午後からは雨予報なので、
蝶の捜索は午前中だけ。奥で、アカショウビンの鳴き声情報もあり、奥まで歩き続けました。
最近降った雨の影響で、歩道はぬかるみ状態。至る所でミニ滝を見ました。
10時12分、上流にある堰までやってきました。この堰は、野鳥がよく日向ぼっこをする場所で、
野鳥を探すと、白い蝶が見えました。モンシロチョウより大きいイメージの蝶。
カメラの窓から見ると、白い蝶の正体は「イシガケチョウ」でした。万歳!!!!!
撮影後に分った事は、昨日の個体とは別物でした。新妻さんが撮影したのは鮮やかな♂。
こちらの蝶は、鮮やかさが無いのと、羽が傷んでいました。
この森には、1頭だけではないようです。本来は居るはずのない蝶ですが、証拠写真が残せました。
2022年9月、沢山池でリュウキュウムラサキを見て以来の南方の蝶。
温暖化のせいで、蝶の生態系にも大きな影響を及ぼしているようです。
追記: アカショウビンの鳴き声は聞かれず。
情報をすぐにご提供して下さった新妻さんに感謝です。
憧れの蝶に出会えて、これでまた一つ夢が叶いました。
イシガケチョウ♂
この堰の上で水を補給中。30分以上はいた。途中、バトンタッチした友人に観察を依頼。
最後は飛び去ったとか。
ヒメトラハナムグリ
マルボシヒラタヤドリバエ
ハナグモ 何となくひょっとこ顔に見えなくもない。
ホシハラビロヘリカメムシ
ハンミョウ
コマルハナバチ
トラマルハナバチ