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伝説の名馬セクレタリアト

2010-05-16 02:47:30 | Weblog

“ビッグレッド”の愛称で知られるアメリカが生んだ伝説の名馬セクレタリアト(21戦16勝)が映画化されました。セクレタリアトと言えば米三冠レースを全てレコード勝ちし、最後の一冠・ベルモントステークスでは、それまでの戦法と打って変わって逃げに出て、な、なんと31馬身差の圧勝。ダート2400mを2分24秒0(従来のレコードを2.6秒短縮する大レコード)で走り、現在でもその記録は破られていません。セクレタリアトの他に2分24秒台を記録した馬はおろか25秒台もいません。つまり、以前に映画化された『シービスケット』等とは比べようも無いほどの正真正銘の大物です!競馬ファンで“セクレタリアト”の名前を知らない人はもぐりと言っていいでしょう。セクレタリアトは父ボールドルーラー(リーディングサイヤー8回)、母サムシングロイヤル(ステークスウイナー4頭輩出)の間に生まれた超良血馬だったのですが、ボールドルーラーのオーナー(グラディス・フィプス女史)が粋な人で、種付け料を取らない変わりに生まれた仔馬の所有権をコイントスで決めるという前代未聞のやり方で決めていたんですね。で、フィプスの息子と生産牧場メドウステープルのオーナーであるクリストファー・チェナリーの娘・へレンとの間で行われたコイントスの結果、セクレタリアトはクリストファー・チェナリーが所有することに・・・(因みに“セクレタリアト”という名は牧場の経営にも関わっていた秘書であるエリザベス・ハムに敬意を表して付けられたそうです)。2歳の7月にデビューしたセクレタリアトは初戦こそ4着に敗れるも、結果的には9戦7勝でその年の最優秀2歳牡馬にして、年度代表馬の栄誉にまで輝くことになります。そして明けて3歳、早々にオーナーのクリストファーが死去。ボールドルーラーもセクレタリアトが2歳の時に死亡、そのオーナーのフィプス女史もセクレタリアトの勇姿を見ずに他界。その為に“大いなる遺産”と呼ばれることもあるそうです。話は変わりますが、セクレタリアトが三冠馬となったのは73年なのですが、日本ではハイセイコーが一大ムーブメントを巻き起こしていた時期であります。当時、浪人生だった自分は今とは比較にならない薄っぺらい“優駿”を読みながら、アメリカにはスンゴイ強い馬がいるもんだと思いながら、ハイセイコーを破ったタケホープなら勝てるんじゃないか?なんて、アホなことを考えていました。井戸の中の蛙ですな(苦笑)。 映画はセクレタリアトと、クリストファーの娘であるヘレン(ダイアン・レイン)を中心に描かれており、期待せずにはいられません。YOU TUBEで見られるセクレタリアトのベルモントステークスでのレース映像で、勝った後に観客席で喜びんでいる方がヘレンさんだと思います。 制作はディズニー、共演はジョン・マルコヴィッチ、監督は『ワンス・アンド・フォーエバー』のランダル・ウォレス。

予告篇は↓

http://movies.yahoo.com/movie/1810117980/video/19364387/

愛称の“ビッグレッド”とは、燃えるような栗毛を表しています。因みに“ビッグレッド”の愛称は2代目で、初代“ビッグレッド”はマンノウォー(アメリカ競馬史上最高の馬)。


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