THE KING OF TURF PAPER OWNER GRAND PRIX

山ちゃんと12人の愉快なPOG仲間!

第45回 札幌記念

2009-08-27 02:22:15 | Weblog
“札幌記念”と言えば、オイラみたいなオールドファンにとっては天馬・トウショウボーイと、そのトウショウボーイをダービーで葬った加賀・クライムカイザーという、その年の皐月賞馬とダービー馬が出場して大いに盛り上がった76年のレースが思い起こされます。あの頃はダート競馬でした。結果はダートの鬼・古馬のグレートセイカンにコンマ1秒差の2着。そこから8馬身おかれてクライムカイザーが3着でした。トウショウボーイは出遅れて追い込んだのですが一歩届かず・・・、この結果を受けて主戦ジョッキーだった池上は降ろされ、その後は天才・福永洋一(福永祐一の父)に手綱を取ることになったワケです。歴代の勝ち馬も悲劇のハクホウショウ、海外遠征までしたツキサムホマレ、障害帰りでG1馬になったメジロパーマー、田原のサンエイサンキュー、ベガはベガでもホクトベガ、マーベラスサンデーの出世レースとなり、エアグルーヴの2連覇、セイウンスカイ、テイエムオーシャン、サクラプレジデント、ファインモーション、ヘヴンリーロマンスにアドマイヤムーンと、その勝ち馬には個性派が勢ぞろい!この辺りが“限りなくG1に近いG2レース”と言われる所以でしょう。近年は休み明け有力馬の復帰レースとして重要な役割を果たしています。そのローテーションはエアグルーヴが確立したといっても過言ではないでしょう。

さて、その札幌記念に今年は、あのブエナビスタがエントリーして来ました。凱旋門賞を狙うブエナには札幌の洋芝は前哨戦としてうってつけだったのでしょう。結果は、鞍上のアンカツが49キロまで体重を落とし、4年ぶりに52キロ馬に鞍上したのですが・・・結果は競馬ファンならご存知の通り、追い込んで届かずの2着惜敗でした。しかし、5キロのハンデをもらっているとは言え3ヶ月の休み明け、初コース、一線級の牡馬を相手に見せ場タップリのパフォーマンス!やはり只者ではないですね。脚色から判断してゴール版が後100m先ならば完全に差し切っていたでしょう。それだけのレースをしながらも陣営は凱旋門賞を回避すると発表。う~ん、そりゃ、負けちゃったからね。でも、ちょっと残念!凱旋門賞は3歳馬に有利な斤量設定になっているので、近年では3歳最強牝馬と思えるブエナビスタには挑戦して欲しかった気もします。っつーか、観たかったです。まぁ、ブエナビスタのオーナーは一口馬主が集まったサンデーレーシングですから、花より実を取ったということでしょう。サラブレッドは“経済動物”と考えれば致し方ないですね。というワケで、国内で秋を過ごすことが決まったブエナビスタが勝ち続けることを願います。けっこう難しかったりして・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…

第813回 マンスリー・キンタポ

2009-08-14 02:38:27 | Weblog
さて『キンタポ2010』も始まって1ヶ月が経ちました。昔のようにマンスリーを書いてみます(毒舌は抜きよ~♡)

<山下馬主>
幸先良く牝馬2位・クロフォードが新馬戦を圧勝!キンタポ連覇中の勢いそのままに快進撃か!と、思ったのですが・・・牡馬4位・ダイワバーバリアン、同6位・ブレイクチャンスが着止まりでちょいと一休み。ただ、ここに来て牡馬の1位指名・ジャポニズムの評判が日増しに高くなっていますし、牡馬3位・ビリーヴ07も入厩、牝馬6位・サザンクロスレディが今月末に出陣と順調に駒が揃って来ています。キンタポ初の3連覇を目指して、とりあえずは上々の立ち上がりでしょうか。


<高石馬主>
牡馬が指名1位・ツルマルジュピター、同4位・キラウエア、牝馬が1位・ステラリード、4位・アパパネ、5位・アンダルシア、6位・オルレアンノオトメと、既に半数の6頭がデビューしています。ドラフト時に既に走っていたツルマルジュピターはソエが悪化して新潟2歳を回避し、新馬戦で見所タップリの3着だった牝馬のアパパネも放牧。ドラフト後にデビューした牡馬のキラウエア、牝馬のアンダルシア、オルレアンノオトメの3頭は揃って着外と、かなりの赤信号が点っていたのですが、ステラリードが函館2歳を快勝して土俵際で持ちこたえました。しかし、入厩している牡馬4位・ゴーンハリウッド、牝馬2位・グリューネワルトが共に調教イマイチで今後の展開に不安が一杯です。


<山岡馬主>
昨年、初のクラシックウィナーとなり気を吐いた山岡馬主でしたが、今年はちょいと出遅れているようです。今現在デビューしているのは牝馬2位・ローザミスティカ(9着、4着)だけですし、その他の馬にも直ぐに出てきそうな馬が見当たりません。真価発揮は秋以降かもしれません。今はジっと我慢の子?


<那須馬主>
まずは新馬戦を圧勝し、今週のフェニックス賞に登場してくる牝馬2位・カレンナホホエミ。ここで勝てれば、今後が楽しみな逸材になります。牡馬4位・スクーデリアピサは残念でしたが、牝馬3位・アルビダがゲート試験中、同4位・ウォンビーロングが8月末デビューというスケジュールになっていますが、期待は札幌2歳を狙う牡馬1位・ダノンパッションでしょ!デビュー戦、直線だけで他馬を子供扱いにしたレースは衝撃的でした。例年。阪神デビュー組は高評価ですが、今年もそうなんでしょうか?札幌2歳は熱くなりそうです!


<早船馬主>
ドラフトの時に、キンタポ参加から14年目で鮮やかな変身を遂げた早船馬主(お前はエヴァンゲリオンかよ!)。その甲斐があって快進撃です!既走馬だったキョウエイアシュラがオープン特別勝ちに、重賞2着。シンメイフジも特別2着。しぶとく賞金を稼いで気持ちよく先頭を突っ走っています。牝馬の2位指名・ソルスティスは着外でしたが、ワイドスプレッドはダンスインザダークの牝馬にしてはデビュー戦4着という結果は走っている方でしょ。牡馬4位・サヴァランはゲート試験中、牝馬5位・ラスティングソングは今週デビューですか?しかし、何と言っても早船馬主が期待しているのは牡馬の1位指名・ロードシップの札幌2歳S。さぁ、どうなりますか?


<大友馬主>
こちらも札幌2歳を狙う牡馬3位・モズが前半戦の期待の星です。社台の1番馬と言われていた牝馬2位のラッキーダイスがもたもたしていますし、牝馬1位・ラプリマステラも期待を裏切る結果でした。その2頭に続く馬がちょいと見当たりません。秋までじっくり待つ作戦なのか?はたまた得意のリリーフドラフトで狙いなのか?どちらにしても、ちょっと思惑が外れたのかもしれません・・・。


<松田馬主>
牝馬3位・ゴルドバ、同2位・アマファソンと未勝利勝ちが続いたので同4位のポンドガールも同じ流れかと思ったら放牧でした。同じくフェニックス賞~小倉2歳向けの馬だったエーシンダックマンも放牧。ちょっとバタバタしている感じですが、キンタポ参戦3年目で一番可能性を感じさせるスタートを見せてくれています。新馬勝ちを逃しても2走目で確実に勝ちあがってくるのは力のある証拠ですからね。後は牡馬だけですかね?


<中門馬主>
唯一デビューした牡馬6位・マージービートが6頭立ての6着。他に確実に出てきそうなのは同5位・アルトラプソディと牝馬5位・ルナーコロナくらいでしょうか?後はちょっと良く分かりません!牝馬1位のサルヴェレジーナはドラフト時から他馬主からの「来年デビューなんじゃないですか?」という声を気にせず指名しましたが、やはり、そうなりそうな気配です・・・だけんどもしかし!牡馬1位・ルーラーシップが全てを薙ぎ倒してくれようぞ!ただ、中門馬主としては、ゆかりのコードゼット(ヘヴンリーロマンス07)に活躍して欲しいのではないでしょうか?


<佐井馬主>
先陣を切った牡馬6位・ダノンアンチョがまさかの2着に破れ、牡馬2位・アドマイヤテンクウも3着と惜敗。前走、その末脚に光るモノがあったテンクウは次走確勝を目指しますが、アンチョは放牧に出されました。だけんどもしかし!牡馬1位・トゥザグローリーは9月上旬、牡馬3位・トーセンファントムは今月下旬と入厩が決まったそうです。順調に駒が揃ってきた牡馬陣に比べ牝馬陣が少々手間取っていますが、それでも牝馬6位・ラフェクレールが坂路で気を吐いているようです。昨年は出遅れましたが、今年はヤルかもしれません!何を?


<加藤馬主>
ロージズインメイは種牡馬としてどうなの?という巷の噂を物ともせず牡馬5位・マイネルバシュクルは惜しい2着で、おおこれなら!と牝馬1位・マイネテレジアが1番人気で出走したのですが11着惨敗!う~ん、競馬はわからん!とりあえず牡馬1位・トゥエルフスナイトを始め、他の指名馬も順調のようですが、直ぐに上記2頭に続く馬は居なさそうです。本領発揮は秋が深くなってからでしょうか。


<権田弟馬主>
牡馬2位・スペースアーク(次走は札幌2歳の予定)が早々と新馬勝ちを決めて、こちらも早船馬主と同じように14度目のシーズンで覚醒したのかもしれません。続く牡馬5位・タイセイレジェンドも惜しい2着。今週は牝馬5位・シーズンズベストがデビューしましすし、30日には牡馬1位・リルダヴァルは武豊を背に山下馬主牡馬1位の池添・ジャポニズムとの頂上決戦が控えています。牝馬6位・ポリッシュアップも入厩していますし、競走馬保管計画?は順調に進んでいるようです。


<菊地馬主>
牝馬1位・ヴェラブランカが1番人気で10着惨敗した直後にNFへ放牧に出されたのはちょっと嫌な感じです。続く牝馬6位・トロンプルイユが3着と気を吐いたのですが、その後、放牧。新馬戦で強烈なパフォーマンスを見せたロジディオンも函館2歳で馬群に沈んでしまい波を捕まえられませんでした。牡馬5位・マイネルレインが12日に入厩、22日に牡馬4位・アドマイヤロイヤルが初陣を迎えますが、それ以外はちょっと時間がかかりそうです。シャガールの勢いある情報が待たれます!


<権田姉馬主>
既走馬だった牡馬4位・テラノインパルスが未勝利戦で勝ち上がるのかと思っていたら放牧になっていました。しかし、新馬戦で惜しかった牝馬4位・イオスが直ぐにでも勝ち上がりそうなので片目が開くのも時間の問題かと思われます。また、牡馬2位・セブンスコードも入厩済みで調教も良さそうですし、同3位のリディル至っては二日続けて栗東坂路1番時計を叩き出しています。牝馬2位・グレナディーン、同3位・メルヴェイユドールも順調ですから、この2頭も近日中に初陣を飾ることでしょう。休養明けの権田姉馬主ですが、侮れないスタートを切ったと言えます。


以上、簡単に一月を経過した状況を記してみました。間違った情報もあると思いますので、訂正は各自返信して下さい。今年は2~3の馬主が出遅れましたが、近年稀にみる揃ったスタートを切ったのではないでしょうか?とりあえずは9月5日の札幌2歳S、6日の新潟2歳S&小倉2歳Sの結果で、勢力図が大きく変わりそうです。次のマンスリーはその結果の後で!