目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「犬ヶ島」大好きなウェスの映画だけど

2018年07月28日 | 映画タイトル あ行
観たのがもうずっと前で、来月にはDVDも出るんだけど・・・

「犬ヶ島」(ISLE OF DOGS 2018年・米)

監督は私の大好きなウェス・アンダーソン。
日本が舞台の映画と知ったときから楽しみにしてました。
しかも、ウェスの作品「ファンタスティック・Mr.FOX」と同じく
ストップモーションアニメ。
またお得意の凝りに凝った映像が観られる!
今回は字幕版!
声の出演やエドワード・ノートンやスカーレット・ヨハンソン、
オノ・ヨーコ(!)など豪華メンバー。

お話は・・・

2038年の日本。
ドッグ病が蔓延したメガ崎市では、小林市長が人間への感染を防ぐために、
すべての犬を“犬ヶ島”に追放すると宣言する。
やがて犬ヶ島に隔離された犬たちは、自分たちだけで生き延びることを余儀なくされ、
空腹を抱えて辛い日々を送っていた。
そんなある日、一人の少年が小型飛行機で島に降り立つ。
彼は3年前に両親を事故で亡くし、親戚の小林市長に引き取られたアタリ。
孤独な彼の悲しみを癒してくれた護衛犬のスポッツを救出にやって来たのだった。
そして島で出会った個性豊かな5匹の犬たちの協力を得て、
いざスポッツを捜す旅に出るアタリだったが…。
(allcinemaより)


近未来の日本。
でも、なぜか昭和初期みたいなんだよね。
そして、無国籍風。 
太鼓の鳴り響く音楽やスモウレスラー、歌舞伎、浮世絵・・・
メガ崎市って何じゃ!!

ウェスのことだから、もちろん確信犯的に
日本的じゃない日本、彼が思い描く日本というものを
詰め込んだアーティスティックな愛情あふれた映像だとは思うんだけど
正直、私にはあまり響かなかった。

私がほとんど観てない昔の名作、黒澤や小津の映画に
インスパイアされている、というのもわかる。
それで多くの映画ファンが高く評価してるのもわかる。

でも・・・珍しくテレビで流れてた坂上忍が宣伝してたCMをみて
観に行った犬好きなだけの普通の人(?)が観たら
相当戸惑うと思うわ。

犬たちは本当に可愛くて、毛並みもふさふさ。
彼らの会話もトボけてて面白い。

でも、主人公のアタリ少年や、その他の人間たちがどうも・・・怖い
アタリくんは、そのうち見慣れるというか
泣きそうになって目がウルウルするとこや、
我慢するときに歯をくいしばって「イーっ」の口になるとこが
可愛いんだけど・・・(声もかわいい)

いつものように細部までこだわりまくった映像に
見入るあまり、ストーリーがなんだかわからなくなってきた。
犬捨て島での少年と犬たちの冒険、なんだけど
うーん。。。

「Mr.FOX」はロアルド・ダールの原作があったからよかったのか、
今回はちょっと内容が薄い気がしました。
期待が大きかっただけに。
初期の常連だったウェスの友達オーウェン・ウィルソンも出てなかったし(泣)

でも、細かいとこまでじっくり観たいから
ブルーレイ買ってしまうだろうな。
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