目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「キケン」 有川浩

2011年02月26日 | 読書
有川浩さんの本・・・数冊読んで私には向いてない
と思ったはずなのに、気になって読んでしまいました。

「キケン」(有川浩 新潮社)

城南電気工科大学 機会制御研究部、略して”キケン”。
そのキケンに所属する男子たちの
学生生活が賑やかに描かれます。

キャラが濃すぎる先輩伝説や
学祭でラーメン屋を切り盛りする話
ロボット相撲大会の話・・・
表紙と各章の扉が1ページの少年漫画風。
そのまんまな内容。

有川さんのベタ甘恋愛小説は好きではないけど
この小説は面白かった!
私はチームワークもの
非常に弱いのです。

後で振り返るとまぶしく輝いて見える
かけがえのない学生時代を友人らと
過ごした思い出は、体育会系じゃなくても
あるんやでーって感じ。

のちになって主人公(?)が
それを大事に思うのは自分だけだったらどうしよう、
もうとっくの昔に置いてきた
ただの思い出でしかなかったら・・・と
逡巡する心情は切なかった。
祭りのあとって寂しいもんだよね。

ただ・・・嫁とのいちゃいちゃ会話は興ざめ。
いちいち登場しなくてよろしい。
こういう甘甘シーンを入れないと
有川ファンは納得しないのか?
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