目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「ダレン・シャン」 やっぱりね・・・。

2011年02月20日 | 映画タイトル た・な行
録画して溜まってる映画、観よう、観ようと
思うのだけど、シリアスなのや重い2時間越えの映画って
腰をすえて観ないといけないから、なかなか観られない。
だから、1時間半くらいの軽い映画ばっかり観てます。

WOWOWでやってた「ダレン・シャン」
(CIRQUE DU FREAK: THE VAMPIRE'S ASSISTANT 2009年・米)

劇場公開当時にも書いたのですが(コチラ
原作である子供向けファンタジー小説、
私は原書を夢中で読みました。
まさにハマりました。新刊の発売日が待ち遠しくて
届いたその日に一晩でイッキ読みしたくらい。

普通の少年ダレン・シャンが、
”奇怪なサーカス”(シルク・ド・”フリーク”)を
観に行き、なんだかんだあって、
ヴァンパイアとして生きることになってしまう。
ヴァンパイア界では、凶悪な”ヴァンパニーズ”との
全面戦争が始まろうとしていた・・・

ってな感じの壮大な冒険ファンタジー。
でも、子供向けのわりに、めちゃくちゃグロくて
えげつなくて、ダークで怖い話。
不老のヴァンパイアとして生きるダレンの悲哀や
運命の残酷さなど、切ない泣かせどころもある。
まぁ、最後は大風呂敷広げすぎてわけわからん世界に
なってしまったのだけど。
(途中でストーリー展開にショックを受けた私は
興味を失いながらもなんとか読破した感じ)

それが!待望の映画化。
渡辺謙も出ますよー!っていうんで、不安を抱きつつも
楽しみにしていたのですが・・・

嫌な予感的中

主人公のダレンがぼーっとした高校生に
変わってる時点でダメだわ。
やることなすこと、子供っぽすぎる。
師匠ヴァンパイア役がジョン・C・ライリーってのも
イメージが違いすぎる。
映画のジョン・Cもそれなりにだんだんと
かっこよく見えてきたのが救いだけど。
ダレンの親友かつ宿敵のスティーブ役が
ジョシュ・ハッチャーソンだったのも
楽しみだったんだけど、ダレンもスティーブも
華がなさすぎる。

ダレンがヴァンパイアになることを決意し
家族との別れのシーンや、
人間の血を飲むことを頑なに拒否していたダレンが
はじめて飲むことになるシーンなど、
本気で泣けてしまった原作と違いすぎました。

毎度毎度思います。
原作が好きすぎる映画に、満足できることは
絶対といっていいほどない。
原作と映画はベツモノ・・・。

まぁ、原作も子供たちにオススメ!とは言えないし
すごく面白い!という代物ではありません。
それでも、こんなテキトーな映画にされてはたまりません。

どうせ子供向け、と思ってるのか?!

残念ながら続編はないでしょう。
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2 コメント

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Unknown (choro)
2011-02-22 17:55:58
お久しぶりです。
ご無沙汰してすみません。
介護の方がちょっと楽になってきて、やっと少しずつ皆様のところにもお邪魔できる状態になりつつあります。^^;

これは原作ファンの方には評判悪いですよね~
私は映画でやった3巻までしか読んでおりませんが、あまり知らなかったので期待もせず観たのがよかったのか、まずまず楽しめました。
でも子供っぽかったかな。怖さは全くありませんでしたから(笑)。

しかしいろいろな意味でもの足りなさは残る作品なのかもしれませんね。その証拠に印象は薄い映画です。^^;

続編、ないですか?これで終わってしまうと「エラゴン」や「黄金の羅針盤」と同じ運命になるわけで、あまりに作品としても中途半端ですね~
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そうですよね (kino)
2011-02-23 01:28:41
>choroさん
お久しぶりです!いらしてくださって本当に嬉しいです。

いろんな児童文学が映画化されているけど、
映画化すりゃいいってもんじゃないでしょ・・・と言いたいです。
本が嫌いな子供も、映像で見ればホラ面白い!・・・
っていうもんじゃないような気がする。
「エラゴン」や「黄金の羅針盤」、やっぱり続編は
まだなんですねぇ。
せめて「ナルニア」には頑張って欲しいです!
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