目の中のリンゴ

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「テラビシアにかける橋」 誰も触れない二人だけの国

2009年06月01日 | 映画タイトル た・な行
これも観たかった去年公開の映画です。

「テラビシアにかける橋」
(BRIDGE TO TERABITHIA 2007年・アメリカ)

絵が上手でかけっこの速い男の子ジェスは
貧しい家庭で4人の姉妹に囲まれ
お父さんは自分に厳しく、
学校でもいじめられていた。
そんな時、個性的な美少女レスリーが
転校してきた。
家も近所の二人はやがて親しくなり、
近くの森に空想の王国
”テラビシア”を築きあげる・・・。

ファンタジーものかと思って観ていたのですが
それだけじゃない物語です。
もちろん、想像力豊かな二人の子供が
繰り広げる冒険の世界は素敵なんですが、
二人が現実の世界で生きていく様子も
ちゃんと描かれます。
「はてしない物語」とか「ポビーとディンガン」とか
「マイ・ガール」「スタンド・バイ・ミー」を
思い出させる感じかな。

いじめられるから、辛いことがあるから
ファンタジーに逃げ込むだけではなく
現実にも立ち向かっていくのです。

誰も自分をわかってくれず
どこにも自分の居場所がないようで
寂しい思いをしていたジェス。
人と違っても気にしない、
自分の世界を持った強い女の子
レスリーに触発されて 
テラビシアを空想をすることで
はじめて居場所をみつけたようで
”よかったねぇ”と言いたくなってしまう。

でも、そんな二人に悲劇が訪れます。

ジェスはそれを受け入れ乗り越えていきます。
それを助けてくれたのはお父さんの言葉。
女ばかりの子供の中での
ひとり息子に厳しく冷たいようでいて
やっぱりお父さんは君のことを愛しているんだよ!

♪だーれもさわれーない
ふーたりだけのくにー♪のテラビシアに
橋がかけられた時、その国はさらに輝きを増し、
永遠のものになったのだと思います。

ジェスとレスリー、いじめっ子の上級生、
ジェスの妹といった子供たちは
みんなとっても素晴らしく、
お父さん、先生たちといった
大人たちの姿もよく描かれていて、
号泣で見終わった後、前向きな気持ちになれました。

あまりメジャーな映画ではないようですが
私はとても好きです。
観てよかった!と思えました。

レスリー役の女の子、アンナソフィア・ロブって
印象的な顔をした子だなーと思っていたら
「チャーリーとチョコレート工場」で
ガム噛み少女の役で出ていたんですね。
わかってすっきりした!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おひさです~ (cyaz)
2009-06-09 08:32:06
kinoさん、こんにちは~^^
いやいや永らくのご無沙汰でした
お元気ですか~
なかなか胸キュンな映画でしたね
アンナソフィア・ロブってそうなんですよね(笑)
最初から知っていて観てたので楽しめましたよ
返信する
こちらこそ! (kino)
2009-06-09 23:38:39
>cyazさん
こちらこそご無沙汰しております!
覗き見はしてるんですけどね(笑)
地味だけど素敵な映画でした。涙止まらず・・・。
アンナソフィアちゃん、将来が楽しみです。
ちょっとキーラ・ナイトレイ似。
返信する

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