国道1号線の旭橋を渡れば横穴式源泉跡。
箱根湯本温泉の源泉は熊野神社前の源泉ひとつだけだったけど、明治時代に新たな源泉開発が始まり、その最初がこの場所。
効率的に温泉を導く始まり。


それにしても温泉が岩の亀裂からぽこぽこ湧き出していた風景は桃源郷のようだったんだろうな。



背中合わせだけど。。

源泉跡の先の早川沿い。

土木学会選奨土木遺産・山崎発電所取水堰。

用水路(荻窪用水)として造られた。
荻窪用水は、小田原藩の水田事業として寛政9年に造られた全長10.3㎞の用水路。ここから早川の水を取水して水田を潤した。
今は発電所の取水堰。
2㎞ほど先にある東電・山崎発電所は発電出力1.500kw。運転開始は昭和11年。発電所の取水堰としては空気膨張式ゴムゲート。




江戸時代の構想が今も現役で使われているのは素直にすごいなぁと思うのです。