昨日の続き。
かながわの古道50選・東海道の板橋旧道付近。

板橋のお地蔵さんを出て、また歩き出す。


ん?松永記念館ってなんだろう?郷土文化館分館のようだが。

寄ってみようか。

・・・猿、指名手配。

路地の奥にお寺様。


曹洞宗小田原三山の香林寺様か・・・お!情けないが、ここでようやく総世寺の檀家総代さんの言っていたことが理解できた。かながわ名木100選をめぐっているうちに、総世寺様・海蔵寺様(早川のビランジュ様の帰路。子分がいた)は、たずねていた。これで、三山制覇???
落ち着いた古刹だ。



松永記念館。


ところで。松永さんって誰?
松永安左ヱ門・・・電力王とか言われた近代日本国黎明期の大物財界人らしい。
よくわからないが、お金持ちであったんであろう。こういうの一番興味ないんだよなぁと思ったが、まんま引き返すもこころが狭い。なんとなく歩く。
老欅荘ってなんだ?

本当に、欅の大木様がある。


ん・・・



入口で案内を請う。感じの良い上品な女性が案内してくださった。ありがとうございました!
案内されてめぐる。








明日は、裏千家の撮影があるという。
・・・なんか違うな・・・なんだろう?
たいそうな茶人であったことは間違いないが、このお方、表も裏も小路も無いんじゃないか?強いて言えば、松永流とでもいうのかな?いや。それは安っぽ過ぎる。違う。なんというのだろうか?松永宇宙とでもいうのだろうか?このお方、たぶんそういう既存の流派はお好みではない・・・
当初の乗る気の無さはどこかにいっていた。出る頃にはすっかり興味深々となっていた。なにものだったのだろうか。凄いお人だっただけは、間違いない。そして私は、なにものであれこのお方、好きだ。



帰宅してからの宿題にして、松永記念館を出る。再び東海道。


おお!素敵!


なにやらイベントしてる。

たまたま居合わせた小田原市の生涯学習課の職員さんにお伺いしました。
板橋まちなみファクトリー!(^^)!
この建物は、醤油製造業を営んでいた内野家の店舗兼醸造所兼住宅で、今は、小田原市がバックアップして、観光スポット兼文化拠点になってる。観光スポットの方は、8月は暑くて(たぶんエアコン無いから)公開していないけど、他の月は150円で見学できる。

文化拠点の方は、イベントがあればいつでも公開。

今回は、『小田原のみぢかな昆虫』。
入ってみたら、出迎えてくれたのは、なんと!豆学芸員!(^^)!


中学一年生だという。
昆虫全般に詳しい上に、スズメバチの標本は、なんと!自分で捕ってきたという!!!

いやはやいやはや・・・おばさんは感激のあまりに涙出そうですらあった。宝物に出会えた!この宝物を大事に育てる小田原市に座布団10枚!!!そうだよ。絶望ばかりなわけないだろ。若者は、いつだって希望だ。
歩き出す。
面影を残しつつ、今も生きる道。





そろそろ終点。


一号線に合流。


ちなみに、トイレあります。

お!居神神社様。





古墳のテイストするが・・・またにしよう。


まんまういろうさんへ歩こうと思っていたが、お寺様の木陰で休んでいたら、バスが来た。



乗っちゃった。バス停ふたつ。

お城の蓮が風に揺れる。

日本最古の上水道・・・松永翁・・・豆学芸員君たち・・・
明日を信じられる気がして、なんだか、嬉しかった東海道でした。

