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今日のころころこころ

2019・6・28 東京の素敵な建造物 千代田区:パレスサイド・ビル

北の丸公園から竹橋へ向かって紀伊国坂を下っているとパレスサイド・ビルのインパクトに圧倒される。






有名なビルだから知ったようなことを書いても仕方ないけど、アントニン・レーモンド設計の伝説のリーダーズダイジェスト東京支社ビルの跡地に、毎日新聞社東京本社として1966年に建てられた印刷所まであるビル。
設計は日建設計。
施工はパレスサイドビル新築工事共同企業体。建築:大林組・竹中工務店。設備空調:三機工業・高砂熱学・東洋熱工業・東洋キャリア工業。衛生:城口研究所・須賀工業・斉久工業。電気:関電工・東洋電工・大阪電気暖房・大栄電気・近畿電工。昇降機:三菱電機・日立製作所・東洋オーチス。
延べ面積120.000㎡。総工費100億。80.000㎡のオフィスと商店街。
しかも大規模新聞印刷工場併設。
しかも皇居の横。
しかも1964年7月~1966年9月という極めて短期間で完成したビル。
傑作大ヒットの後ってジャンルを問わず難しい。
でもパレスサイド・ビルはそこを見事に乗り越えて新たな伝説をつくった。

江戸城から見ても違和感ない。



設計は日建設計の当時もっとも若手メンバーで組まれたチームだったという。指揮をとったのは林昌二。厳しかったと今でも当時の部下が漏らすほどなのだから徹夜徹夜の連続だったことは想像に難くない。
施工も工期と競争だったはずだ。
そういえば働き方改革というけど、仕事ってそもそもなんだろ?
ふと思う。。
パレスサイド・ビルのお向かいは平川門。




平川橋を渡れば一般客用に三か所ある皇居東御苑への入り口のひとつ平川門。

皇居東御苑を通り抜けて大手門から出るのもまたよろし。







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