今日のころころこころ

2014・10・25 おばさんの道 かながわの古道50選・日陰道付近

いいお天気だ。
一の沢・浄発願寺の御住職は、今日も木を削っておられるのかな?
昨日の続き。
伊勢原のかながわの古道50選・日陰道を歩いた。

神明橋を渡って、右に行けば日向薬師様だが、かながわの名木100選でたずねてる。左に散歩。

大山に登る方ならよくご存じだが、この道は大山に通じる。
一の沢・浄発願寺様というお寺様があった。

境内でせっせと丸太を削ってるお二人。

職人さんかと思ったら、御住職であった!
少しお話しただけで、たいそうに徳の高いお坊様とわかった。何者なんだろ?このお方???

おまけに、御住職と同じくらいに、このお堂なんだろう???
開け放たれてるから中が丸見え。仏像やらなんやらがなんだか凄い。罰当たりだが、俗な言い方をすれば価値が高い。
猫が入りますから戸を閉めてくださいと書かれた張り紙がある。・・・無施錠ということなんか???
思わず、中に入ってもよろしいですか?とおうかがいしていた。どーぞどーぞと快く許可をくださったばかりか、写真も全部OKとおっしゃる。おまけに、私の視線の先がわかっておられるようで、その柱の後にスイッチがあるから電気付けて観てくださいとまでおっしゃる。
そこまで言われてしまうと、逆に恐れ多くなってあんまし写せなくなってしまうが不思議。

それにしても、なんというアンバランスなお堂なんだろう?お堂の大きさや造りと中にある様々のバランスがチグハグ。

その暗い一角は?と見たら、え?護摩壇!

ふらりと立ち寄った上に、案内板をカメラ収めただけで満足していて読んでいなかったからトンチンカン。

天台宗のお寺様だったのか。でもな?そういえば○○宗☆☆山△△寺とかいう表示は無かった気がするしな???
御住職はとても気さくな方で、どんな質問をしても快く答えてくださるお方だとはわかったが、寺の宣伝になるようなことはたぶんおっしゃらない。
勝手に本堂から拝借してきたパンフ持って、辞す。
次に目指すは、『大友皇子の墓』。
ってな・・・壬申の乱で自害したとされるお方だよな。こんなところに墓なんかあるわけないよな。
パンフを読みながら歩く。

あそこだな。

それなりきにご供養されてる。
川を眺めながら少し休憩。

そうか。
浄発願寺様は、木食弾誓上人様が開いた天台宗弾誓派の総本山だったのか。
奥の院がある。行ってみよう。

お!石雲寺様。ここも古刹だ。

それにしても、寒い。いつの間にか気温がかなり落ちてる。

レストランがある。

その先か。

橋を渡る。

これは、すごい・・・

浄発願寺様は元々はこの奥の院にあったという。関東大震災でゆるんだところに三日三晩雨が降り続き、昭和13年に山津波で流されてしまったという。寺領であった田んぼに再建したのが、今現在の本堂。規模はだいぶ縮小したようだ。なるほどに、あのアンバランスがわかった。
登ってみたかったが、あんましにも寒いから引き返す。

降りてきたら、また暖かくなった。標高って恐ろしいな。

日向薬師様に向かう。
それにしても・・・頼朝ってどんな主君だったのかな?

自分はこの日のあたる暖かい道。家臣は日陰のあの道だもんな。わからん。
ま。

日向薬師様参道に入る。

苔が美しい。

そうだ。まだ改修中だった。

杉様お元気♡

プレートが変わった?

こちらもお元気♡

お守りを授与していただいた方と雑談したら、浄発願寺様のお話になった。
あそこは男の駆け込み寺だったんだよ!と教えていただいた。男の駆け込み寺???と驚いたが、どうやら軽犯罪を犯した人々の更生施設の役割もしていたようだ。
そうか。それで今でも無施錠なんだ。まるでレ・ミゼラブルのようだ。なんだか納得。
浄発願寺様にはまたお邪魔したいな。今度は奥の院を回ってみよう。
さてさて帰ろうか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「かながわの古道50選などなど」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事