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今日も元気さんぽ俳句メシ

散歩は吟行まいにち吟行雨の日はぐるぐる部屋でさんぽ

春泥にくすぐられたし足の裏

2021-03-19 11:47:20 | 日記



              足裏の幼心や春の泥


              春泥の匂ひにタイムスリップす


              春泥に笑ひのかたち大轍


 別の畑に、トラクターの跡のカタチがハハハと笑ってるように見えました。春耕の跡でした。
子どもの頃、暖かくなって来ると、畑の土に裸足になって遊んだものです。そんな土の感触が今も足の裏に残っているようです。
裸足で土の上や砂浜を歩くのって、とても良い気持ちです。




吸ひ物の結び三つ葉の縁起かな

2021-03-18 09:00:25 | 日記



              三つ葉芹しっぽく蕎麦に香り立つ


 品よく結べたらいいんだけど。(^^ゞじゃまくさいわ。
しっぽくうどんを初めて知ったのは、京都の大衆食堂でした。たいていの食堂のメニューにあったようです。
具がたくさん乗ってるのに惹かれますね。ほうれん草はたいてい乗ってます。それに、かまぼこ、もどし椎茸を甘辛く煮たやつ。それと玉子焼きが乗っています。あと、可愛らしいお麩でしたかね。
お麩がなかったので乗せられませんでした。三つ葉を乗せました。ほうれん草と同じく今が旬ですね。栽培ものだから年中あるけど、今が安い時期かな。




「記憶にございません」春の闇なり

2021-03-17 20:34:43 | 日記



              春昼や何を食べたか忘れけり


              どこへ行くかはわからない春の昼



 じゅうぶん寝てるのに、このところやたらと眠くて、ついつい横になってしまう。血糖値が高くなってるのかもしれない。それで己に叱咤して眠いのを我慢して少し遠くまでカメラを持って出かけた。
春なんだなあと思う。辛夷も紫木蓮も咲いていて、チューリップも日向水木も三つ葉ツツジも咲き始めていた。
散歩に出ると、眠気もいつしか吹っ飛んであくびも出ないまま夕方に帰って来た。酒が切れていたのでスーパーに寄って焼酎と肴を買った。やっぱり禁酒はムリかな。
 今の日本の正義は、文春でっか。(^^ゞタイトルは、あまりにズッコイので俳句もどきにしたまでです。日本の政治はもうガタガタですわ。





口ずさむ別れの歌や春愁ひ

2021-03-17 09:11:28 | 日記



              小瓶に詰めて飾りたき春愁ひ


              たとふれば黄のさみしさよ春愁


              あせるほど縺れる糸や春愁


              香りよき煙管たばこや春愁


              上りゆく紫煙のゆらぎ春愁



 テレビで、きせる専門店を見ました。日本ではもうここ一軒かもしれません。
昔の人は今の形のタバコが出来るまではみんな煙管で吸ってたのですね。子どもの頃、近所のタバコを吸うお爺さんはみんなまだ煙管で吸っていました。
実は、煙管の真ん中の竹の部分はフィルターになっていたのですね。初めて知りました。
吸い口とタバコを詰める先のところの金属は、あれは真鍮でしょうか?けっこうな値段がします。
店には客がひんぱんに訪れるふうには思えないようでしたが、実はマニアがいるんですね。香りがとても良いそうです。
今はネットで注文出来る時代だから店に客が来なくても成り立っているのですね。

 黄砂の飛んでくる時期になりました。今の黄砂はコワイですね。プラスチックまで含まれていて、それが体内に入ると蓄積されるとか。大きさは目には見えない大きさです。花粉くらいです。もう普通に空気中に漂っているのかもしれません。
人間が作り出した便利なものに、今は厄介になり苦しむことになったんですね。そして、人間だけではなく海の生き物たちをも苦しめています。









はらみすずめ

2021-03-16 12:35:31 | 日記



              くりくりと孕雀のかいがいし


              孕雀にやさしき藁葺き屋根


              孕雀や減ってゆく瓦屋根



 巣の中でこれから卵を産む雀のことですから実際には見られません。想いを寄せる季語です。
瓦屋根の内側に潜って巣をこしらえることが多いそうですが、年々そんな瓦の屋根が減って来ているのも雀が減少している原因だそうです。
子どもの頃、我が家は藁葺きの家だったので、雀が毎年のように巣を作っていました。雀にとってはとても作りやすかったのでしょう。でも、欠点はヒナが落ちやすいことでした。飛騨の合掌造りの家や、わらぶきの里などどうなのでしょうか。