今日も元気さんぽ俳句メシ

散歩は吟行まいにち吟行雨の日はぐるぐる部屋でさんぽ

トーストにいろいろ載せて三月尽

2022-03-31 15:27:35 | 春の俳句



              老いてもいつも恋をスノードロップ


              待雪草や一心に老いの恋


和名を「待雪草」のスノードロップ。スノードロップの方が一般的かな?
名前からだと冬の季語みたいだけど、春の季語なんです。通りすがりの植え込みなどでよく見かけます。
ちなみに花言葉は「初恋のため息」だそうです。






              水音を聴く耳のごと落椿


              いま落ちし椿ひろひし温みかな


              落椿わすれ去られゆく日々かな



昨夜から温かったけど、雨で気温が下がって来ました。
鍋いっぱいの豚汁を昼にこしらえました。やっぱり、豚肉をちょっと奮発して上等にすると美味しいです。
二杯たっぷり食べました。一杯欲しくなり飲んでしまいました。
ネットで画像を見ながら花見気分♪









チューリッパぷぷぷぷぷぷぷチューリップ

2022-03-30 09:54:59 | 春の俳句



              寄せ植えの窮屈なるやチューリップ





              大波小波の如くに雪柳





              憎めぬジョージのほら喇叭水仙



ジャズのドラマーの、ジョージ川口さんのホラ話しは仲間うちでは有名だったそうです。
戦争で飛行機乗りだったジョージさんは、墜落して奇跡的に助かったそうです。でも、助け出されたその場に麻酔薬も無く、麻酔をせずに縫ったそうです。その時の様子をNHKの番組で、唇の辺りの傷跡を指で示しながら少年の目で語っていました。会場の人も司会者もまんまと騙されたのでしょうか?☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ムスカリのにょきにょきにょきと増えにけり

2022-03-29 10:55:33 | 春の俳句



              ムスカリの傘を立てて行進なり





              ひょっこりと気ままムスカリどこにでも





              幣こぶし祖母の手のなか子の褒美





              石垣によじ登るごと仏の座



昨日の天気は少し肌寒く、日はあまり射さなかったが、今日はまずまずの天気かな?

青空を吸ひ込みさうな辛夷かな

2022-03-28 11:23:37 | 春の俳句



              辛夷咲き心すなほに開きけり





              真青なる空に眩き辛夷かな


              辛夷咲く跳ね返りゆく子らの声


              花辛夷履きし靴下白ばかり






              青春の宰の詩集こぶし咲く



              花びらの震へてそよぐ辛夷かな



若い頃、矢澤宰の詩集「光る砂漠」に感動しました。
辛夷の詩がありました。この詩で初めて、辛夷の花を知ったのです。
後に、千昌夫の「北国の春」でも知りました。
 無口なる兄と親父や花辛夷

花桃や洋菓子よりも和菓子の日

2022-03-27 11:18:14 | 春の俳句



              道端もも色信号桃の花


              訪ね来し公民館や桃の花


              桃の花あかるくしたる曇り空





              道路わき地蔵祀られ桃の花


              孫の手に引かるる祖母や桃の花


              子は胸に少女雑誌を桃の花


              桃の花メニューに迷ふランチかな


              花桃や熱を診る母でことでこ


              若冲を部屋に飾りて桃の花



晩春の季語ですが、もう咲いていたので詠んでみました。
スカッと晴れてくれるといいのだけど、少し曇りがち。
もたもたしてたらもうお昼前。
春の曇りは、草木の匂いがより芳しく感じられる気がします。
朝は軽めだったから昼はガッツリと、焼き肉丼にします。