今日も元気さんぽ俳句メシ

散歩は吟行まいにち吟行雨の日はぐるぐる部屋でさんぽ

石段を上りきりたる大晦日

2021-12-31 15:46:57 | 俳句



              通りゆくおかげ横丁大晦日





              砂紋の輪かぞへてゐたり大晦日





              大歳や手を繋ぎ見る夫婦岩



ついに大晦日だ。
良いお年をお迎えください。



年惜しむ翻弄さるる拉致家族

2021-12-30 09:29:58 | 俳句



              渋滞のテールランプや年惜しむ





              年惜しむ皆で茶を飲み一服す





              土産物あれこれ選って年惜しむ





              思ひ出の街を彷徨ひ年惜しむ


              火点かぬライターカチカチ年惜しむ


              年惜しむあんこトーストてんこ盛り



小晦日となりました。明日はいよいよ大晦日。
今年は後半突っ走って来た。来年はわからない。春まではがんばるつもり。
新しいことを始める予定です♪



餅搗きの一家集ひし活気かな

2021-12-29 09:19:38 | 日記



              餅搗きの息のぴったり父と母





              餅搗きのはらはらしたる手の返し





              村揺るるそちこち餅搗く音かな





              餅とり粉まぶす年季の手つきかな





              並べし丸餅や子らの顔のごと


              餅を搗く前の美味き蒸飯かな



餅つきと言えば、子供の頃を思い出します。
茶の間と炊事場と隣接した土間で、みんな集まって大賑わいでした。お婆さんは手際よく丸めたり、あられ用に伸ばしたりできますが、子供たちはほとんど見てるだけです。
せいろで蒸し上がったもち米の美味しかったのを思い出します。搗く前にお茶碗によそってもらい、たくわんか何か、漬物だけのおかずでしたが、あの美味しさは毎年、楽しみでした。
「もういくつねるとお正月」と、ぼくらは近所の友だちと遊びまわったものでした。竹馬を作ったり、川辺の藪の中にスミカ(秘密基地)を作ったりしました。スミカに入る時、合言葉がありました。笹や竹切れでこしらえた粗末なスミカでしたが、友だち以外は誰も知らないワクワクとした空間でした。水の干上がった川に探検に行ったりして、ある時は忍者にもなったりしていました。鼻水をすすりながら。( ゚∀゚)アハハ



臘月のふらりぼんやりふつか酔ひ

2021-12-28 13:31:14 | 俳句



              臘月や猪口に君つけし口紅





              臘月や地酒利き酒飲み比べ





              臘月や日本酒どんと奮発す





              臘月の芳ばしき香や炙る鰭



ちょっと飲み過ぎかな。


こはばりし地蔵の顔や鐘氷る

2021-12-27 06:15:35 | 俳句



              鐘氷る椿いちりん石段に





              あらはなる無残な廃寺鐘氷る





              鐘氷る睨みを利かす二天門





              吸はれさうなる蒼天や鐘氷る





              賽銭の響き渡りて鐘氷る





              狛犬の張りつめし気や鐘氷る





              ながなが石段不揃ひ鐘氷る





              鐘氷る雪の寺屋根角の反り





              晒されし軋む廊下や鐘氷る



今朝は今年いちばんの寒さだ。表は雪が降ってるかもしれない。
とても静かだ。6時半というのに烏がまだ鳴かない。まだ今朝は夜が明けてないみたいに真っ暗だ。
ストーブで焼いて、焼き藷ひとつもう食べた。
今朝は2時過ぎにもう起き出した。4時間しか寝ていないけど眠くない。
今日はいっぱい詠んだ(^^♪朝ご飯にする前に、これから熱いコーヒーを淹れてくつろごうか。