goo blog サービス終了のお知らせ 

今日も元気さんぽ俳句メシ

散歩は吟行まいにち吟行雨の日はぐるぐる部屋でさんぽ

串カツの二つ刺したるミニトマト

2022-07-08 10:47:26 | 夏の俳句



               トーストにチーズと刻みミニトマト


               大鍋にカットトマトのハヤシかな


               大皿にスライストマトの昼飯


               スライストマトにウスターソースかな





               ガブリ食ふ冷やしトマトの雫かな


               井戸水の桶に漂ふトマトかな


               井戸水にでんぐり返るトマトかな





               青トマト少年性に目覚めけり





               素麺は一に出汁つゆ二に薬味


               食堂の親父はち巻き冷さうめん


               食堂のおばちゃん運ぶ冷さうめん


               ほろ酔ひの締めとしたる冷素麺


               人生やどん尻の流し素麺



蝉の鳴き声を昨日の朝はじめて聴いた。
でも、一度きりでその後は鳴かない。これも暑すぎるせいかな。
公園に行けばうるさいほど鳴いてるのかもしれないけど。
蝉の鳴き声を聴かないと落ち着かない。
夏は汗かきにとっては苦手だけど、冬と比べたら夏を好む。
連日の、ほとほとまいる真夏に、ふと、夏の匂いを嗅ぐことがある。
どんな匂いか説明は難しいけれど。
 
夏の匂ひを風に土に嗅ぎにけり
 何とも逞しき夏の匂ひかな
 窓開けてふと嗅ぐ夏の匂ひかな

雷にちょっと逃げ込む喫茶かな

2022-07-07 09:03:29 | 夏の俳句



               雷鳴にパソコンシャットダウンかな





               雷に猫はどこかへ隠れけり





               雷に昭和の子ども時代かな


               雷や子らは逃げ込む蚊帳の中





               雷の匂ひはいつも昭和なり





               雷は子供の頃のスクリーン





               雷鳴の度に昭和の子に戻り


               雷のピカッとバリバリドッカン


               雷や何処いった雷親父


               雷の怖くもありて懐かしく



子供の頃、雷が鳴り始めると、祖母が蚊帳を吊ってくれてその中に隠れたものです。
迷信でしょうが、安心できる場所でした。
昨日の雷は初め、鳴ってすぐに近くで落ちたため、慌ててシャットダウンしました。
けっこう離れてたみたい。今日も来るかな?かかって来んかい!
と、強がりは今のうち。

色褪せし帰らぬ人の円座かな

2022-07-06 10:07:08 | 夏の俳句



               縁側に等間隔の円座かな


               打ち解けて正座を崩す円座かな


               法事終へ僧も加はる円座かな





               ベランダや出られぬ柵の猫防止





               ロシアにかけたきストップ時計草



思ってることがなかなか出来ない。
ブログを更新して、その日はもう終りという日が多い。
今日は少しでもがんばってみよう。
台風の影響が今日もまだあるのか、湿っぽい空気。雨は降っていないけど降りだすかもわからない空だ。
スーパーに買い物に行って来よう。行く度に何か値上がりしてるよ。




屁理屈の蜜豆に哲学重ぬ

2022-07-05 11:36:54 | 夏の俳句



                男の威厳崩るる餡蜜豆





                黄昏の色にも似たるアイスティー





                風鈴にお迎への音かと目覚め





                「ワレワレハ宇宙人ナリ」扇風機



世の中があまりにも変わりすぎた。
まだこの先どうなるやしれない。第三次世界大戦へと進んでいるような動き。
自分を見つめ直して、悔いのないように残りの人生を歩いて行こうと思う。
横道にそれて遊ぶのは楽しいけれど。それもほどほどに。まずは自分の歩く道をしっかりと力強く。

Tシャツに着替えて朝の散歩かな

2022-07-04 09:37:53 | 夏の俳句



              掲ぐやソフトクリーム聖火のごと


              泣きべそのソフトクリーム犬が舐め


              断末魔ソフトクリームぽろり落つ





              中坊の大人ぶるコーヒーゼリー


              ジャズかけてコーヒーゼリーカチャカチャと





              失恋の涙しみゆく白シャツよ


              冷し酒にぎりしめ聴く演歌かな


              恋やぶれ漢は黙って冷酒かな



Tシャツは、何とまあ、未だに夏の季語になっていませんでした!
白シャツで詠むなんか、ダサいわ。俳句のダメなところは季語の設定が遅すぎる。感覚がズレてるの?