水戸城祉の立札に、「明治維新の源流:水戸学の地」とある。
つい先日、NHK大河ドラマ「龍馬伝」が終了し、土佐・薩摩・長州の記憶が鮮明だったこともあり、
徳川御三家の水戸藩がなぜ明治維新の源なのか、ふっと疑問に思った。
水戸駅前のホテルから朝の散歩で、この辺りの文京ゾーンを散策すると、“水戸っぽ“と呼ばれる一本筋の通った気質を感じる。
三の丸小学校の門柱や切妻の校舎は、神社か武家屋敷の風情、生徒たち . . . 本文を読む
観光の秋。
先週も仕事で、新潟県の山里から甲府・身延線とJRローカル線の旅、ゆったりとした時の流れとまだしっかりと残っている世の情けを味わうことができた。
新潟市から会津若松に向かう磐越西線で約1.5Hr、津川駅で下車した時は、もう真っ暗。
駅のポスターには、紅葉をバックにSL列車が白い煙を上げている。
待ち合わせた富山からの連れと宿のマイクロバスに乗り込む。
宿は入母屋風のしっくりとした佇まいで . . . 本文を読む
米沢駅で途中下車、2kmほどの目抜き通りをまっすぐ散策しながら、博物館に着いた。
雪国の商店街の雁木を表したという柱と全面ガラス張りの白い館が、戦国からの歴史の中で信念を貫いた米沢・上杉藩のイメージにふさわしい。この館は伝国の社と呼び、博物館と文化ホールに二分され、すぐそばには、上杉神社と上杉伯爵邸があり、米沢市が誇る文化ゾーンだ。
目当ては、日本の代表的なリーダーとして評価が高い上杉鷹山公(この . . . 本文を読む
前から一度泊まりたいと思っていた積翆寺温泉・要害:
再開発中の甲府駅北口まで宿のマイクロのお迎えがありがたい。
駅から一直線1.5~2Kmの上り坂、武田神社の前を山間に入ると数分で積翆寺、その少し奥に信玄の隠れ湯が2ケ所あり、その一つ。
武田信虎が、今の武田神社とその周辺に本拠とした武田氏館(つつじが崎館)が有名だが、同じころ(1520年)築いた戦国時代の山城:要害城。
劣勢になった際に、立て . . . 本文を読む
掛川市はどことなく文化の香りが高い街だ。今どき珍しく、日本古来の倫理感が漂う。
いつも朝食前に、駅前大通りを掛川城まで散策する。1km近くのきれいな街路樹、ところどころにブロンズ像とベンチがあり、お店の方が落ち葉を集めたり、花に水やりをされていて清々しい。
駅前には北口・南口に大きなモニュメント、昔の小学校にあった二宮尊徳の像、スローライフ宣言案内板(*1)、駅地下通路のポスターにも「養生のススメ . . . 本文を読む
東北新幹線の郡山と福島のちょうど中間に、二本松市がある。
泊まりの仕事で2回目、前回は駅前の二本松神社を散策したので、今回は二本松城、別名「霞ケ城」まで朝食前に足を延ばした。駅前のホテルからゆるい山坂が続き、城門跡、資料館を過ぎて10分ほど登ると、中学校、体育館など公共施設がまとまっている。山の上まで民家が見られ、たぶんこの町の山側のメイン通りなのだろう。
その手前の高架橋が遊歩道になっていて、細 . . . 本文を読む
上州のかかあ天下と空っ風!
これが、群馬県に対する大方の大ざっぱなイメージだろう。
仕事で高崎市を中心に、県下をよく回るが、知るほどに良さが分かってくる。
人情味に溢れ、伝統文化を大事にすると同時に、モノづくりなど近代的な産業が根付いている。
県庁の所在地は前橋市だが、新幹線の要所でもある高崎市の発展が著しい。(昨年、市人口でも県下一に)
下仁田ネギ、深谷ネギ、コンニャクなどの農産物、自 . . . 本文を読む
仕事の前日、犬山市に早く着いて、古い町並みを散策した。
日本最古の木造天守閣:国宝犬山城の城下町として、古い建物が保存され、どこそこに市民参加の施設、イベントが行われている。
お城への目抜き通り(本町通り)は、電柱地中化工事中だったが、この両側には昔ながらの商店、いこいの広場、文化資料館など、こじんまりとした中に伝統を大切にする郷土の心が感じられる。一方、中仙道の古民家を生かした創作フランス料理店 . . . 本文を読む
この数年恒例となっている連れ合いとの海外旅行。今月はじめ、10日間のスペイン・ポルトガルのツアーに参加、スペインを東(バルセロナ)から中央(首都マドリッド)、そして南(グラナダ)、最後は半島の西端(ロカ岬)と駆け足で見て、歩いてきた。
スペインというと、「闘牛とフラメンコ」に代表されるように情熱の国、陽気で活動的な人たちをイメージする。
ガイドでも、スケールの大 . . . 本文を読む
秋田・能代市での仕事の前日、五能線と白神山地に足を伸ばした。
ローカル線の代表みたいな五能線(御所川原と能代の頭文字)から望む岩なみの海岸線と日本海に沈む真っ赤な夕日・・・
旅なれた者にも郷愁をそそる。
でも、大館・能代空港からのバスで能代駅に着いたのは、pm6:30近くだったので、予約したウェスパ椿山までの下りは無し。(6:06で最終)
迷った挙句、やむなくタクシーで旅館着pm8:00となった。 . . . 本文を読む