大学生からの相談 NO342

大学生の相談は、経済界の人を紹介してほしいという事でした。その理由は、市内の障害者団体が集まって毎年「春咲きコンサート」を行っています。大学生のボランティアグループがその活動の広報や運営のお手伝いをしているなかで、障害者の方や施設の事が地域住民を始め、市民から十分理解されていない、また知られていない。という事を感じて、皆でもっと障害者の活動を伝えていく事が重要だと考え、お手伝いをした１０人程の人が立ち上がって情報収集と発信を行っていくためにインターネットや情報誌の発行をしていこうと考えているというものでした。

　何がうれしかったかと言うと、代表が女性だった事です。ハキハキと意見を述べ、私の意見にもきちんと耳を貸してくた姿を見て本当にうれしかったです。
　女性の正義に対する直感力は男性にはかないません。正義に対して妥協しない所は男性も負けます。
　ですから私は、女性が代表を務めておられる所は信用をしたいと思っています。

　もうひとつうれしかった事は、紹介者の大学生は、私が議員になってから佐保川小学校で学校５日制の活動時に一緒に遊んでいた生徒さんでした。その後も、中学校、高校と成長していく中でも、佐保川小学校の行事にはいつも参加をしてお手伝いをしてくれていた生徒さんでした。

　あの時の子どもがこんなに大きくなって障害者のために何かをしようと立ち上がって相談に来てくれた事が本当にうれしかったです。

　この喜びは、おそらくどの先生も感じておられる事だと思います。なのに、なぜ一条高校のような事が起こったのか？
自分の満足のために、生徒が使われたのかと考えたくなるような事件でした。

別れ際に男子学生に「何年生になったの」と聞くと「４年です」「就職は決まったの」「教師になろうと思っているのでまだです」との答えでした。なるほど採用試験がまだないから仕方ないね。と行って分かれました。

　市役所をでる時もまだ雨が降っていましたが、清々しい気持ちで傘をさして帰宅しました。