金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

市民相談NO362

2007年06月20日 | 過去の記事
 大阪からの市民相談の方が見えました。生活保護の申請の相談でしたが、内容は、離婚をした元主人が交通事故で、頭に障害が発生し精神障害を起こして入院をしていたが、保険も切れ病院代が払えない。弟のいる奈良市に住民票を移したので申請をお願いしたいというものでした。

 詳細は省略しますが、結果的には受け付けられませんでした。話を良く聞くと結婚をして2人の子どもがいるが、この間主人は働かず彼女が生活を支えてきた様子で、主人は自己破産をしており、離婚をした様子ですが、この間お金をせびりにくるたびに暴力も受けていたようで本当に苦労をされている様子でした。

 それでも、元主人のために奔走をしておられる姿に接して本当に気の毒になりました。しかし、担当課長も何とか力になりたいと努力をしていただいて、大阪の病院のある所で申請をするようになりましたが、担当課長はこの間の事情を大阪の区役所の担当者に電話を入れて大阪で受理されるように言ってくれました。

 国の制度であるので何とかならないかと思いましたが、条件整備がされないと受理されないのが残念です。しかし担当課長も本当に親身になってよくやっていただきました。主人から暴力を受け、その中で懸命に子どもを育て来られた彼女を何とか救ってあげたいとの想いで。

 毎日のニュースで、子どもの虐待や、DV(ドメスティックバイオレンス)や殺人事件が報道されますが、その度にもう少し誰かが親身になって相談に乗ってあげたり、孤立しないで相談する人や場所が分かっていると防げたかも分からない事件が本当に多いですね。

 今回は十分な事は出来ませんでしたが、大阪から公明党の議員さんが同行されていました。彼は制度の事が分かっていたと思うのですが、それでも奈良まで同行された事に事の重要さを感じました。私も議員として、1人の人の幸せのために何をすべきか、よい勉強をさせていただきました。

 今日も1日訪問活動をする中で、いろんな人と話をする中で人間が理解し合う事の難しさや、考え方や価値観を変えるという事は本当に難しいという事を感じました。「対話」の重要性を否定する人はいないと思いますが、対話をして相手が本当に理解をして考え方を変えるという事はないですね。

 相手を変えるなどというのは、自分の傲慢さかもしれませんが、しかし相手を変える事は出来なくても対話をする事によって、鏡に自分を映すよう相手の中に自分の姿を発見することがあります。昔の人は「人の振り見て我が振り直せ」といいましたが、自分自身の中にも相手の欠点を見つける事があります。

 口角泡を飛ばして話をしても相手が理解してくれるという事は難しいですね。(自分の説明不足や説得力のなさを感じながら)

 相手を変えるのではなく自分が変わろう!!もっと包容力と寛容性を!!もっと大きな心で!!もっと忍耐力を持って!!!相手を理解できる自分を作ろうといい勉強になります。明日もまた人にもまれて人間学の勉強だ!!


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