FZXな日々

YAMAHA FZX750を 旅の友として 気ままなツーリングの記録

アップグレード

2022年09月13日 | Weblog

最近フライトシミュレータで遊んでいると、ソフトがアップデートのたびに重くなってきたせいか、読み込みの時間がかかることにイライラが募ってきた。このソフトの欠点の一つはプログラムがモジュール化されているのか、前のメニューに戻ろうとするたびに、読み込みをしなくてはならないのだ。

今使っているPCは、2019年にヤフオクで落札した中古のインテルi-7とマザーボードに自分で持っていたパーツを組み合わせて組み立てたものだ。フライトシミュレータのためにグラフィックボードを新調したのだが、3年たつとPCの世界では、格段にスペックが向上している。

特に最近著しく進歩しているのは、SSD(ソリッドステートドライブSolid State Drive)の世界である。3年前はHDD(ハードディスクドライブHard Disk Drive)をSSDに換えるだけですごく性能が上がったが、SSDが高かったので、256GBが標準で500GBにはなかなか手が出なかった。そのため、HDDに比べると容量が不足し、Cドライブとして使うとすぐいっぱいになってしまった。

しかし、M.2(エムドット2)という規格が登場すると1TBでもそれほど高くなくなった。今私は、プログラムこそSSDにインストールしているが、プログラムデータは外付けのHDDに保存している。このデータを内蔵のHDDにインストールすれば読み込みが早くなるのではないだろうか。

それと、CPUがインテルi-7とはいえ、第2世代の4コアのものを使っているので、化石に近い。今はi-7どころかi-9が出ておりコア数は16だ。i-9は1個8万円もするので論外だが、i-5なら6コアのものでも2~3万円で買える。

ここはひとつ思い切って投資をしてPCをアップグレードすることにした。この頃は自作PCでもあまり安くないので、そこそこの出来合いのものを買えばいいのではと思い、まず自分の求めるスペックを書き出してみた。

      希望するスペック    現在
CPU・・・i-5 6コア以上    i-7 4コア
メモリ・・・16~32GB       12GB
SSD・・・1TB以上       500GB
HDD・・・2~3TB(内蔵)    1TB(外付け)
USB・・・Ver3          Ver2
ディスクドライブ・・・ブルーレイ   ブルーレイ

これで探してみたところいちばん格安なDell社でも13~15万円することがわかった。というより、メモリやSSD、HDDの標準装備のものが低すぎて、オプションで取り換えるとメチャメチャ高価になるのだ。

パーツで揃えることを考えて価格を調べてみると、8~9万円で揃うことが分かった。残念ながら今世界は半導体不足でパーツ類が以前に比べると2~3割高くなっている。しかし、待っていても安くなる気配はなさそうなので、思い切って注文した。

ケースは現在使っている白いケースを使い、中身は家に余っていたケースに移し替えて友人に進呈することにした。ゲームさえやらなければ十分使える性能だ。中身を出して黒いケースに入れてみた。

昔のCPUは発熱がすごいのか、冷却ファンがやたら大きい。掃除をして取り付けてみたら、なんとケースのふたが閉まらなかった。仕方がないので、また元のケースに戻して配線するのに半日を要した。ばらさなければよかったと後悔した。

届いたパーツを黒いケースに取り付けていく。まず、マザーボードにメモリとSSDやグラフィックボードをつける。

メモリは奮発してDDR4の16GBを2枚で32GBつけることにした。

グラフィックボードは4GBのメモリをつけているので、冷却ファンがやたら大きい。これは、今までのPCのものを外して流用した。

そして、これが1TBのM.2規格のSSD。なんと小さいことか、まさにガム1枚と同等だ。

次にPCの頭脳であるCPUを取り付ける。i-5-11400.つまり1世代前の11世代である。今の12世代より5000円くらい安い。

これをケースに収め、HDDやディスクドライブをつければあとは配線だけだ。

配線は余計なものがないので、すぐに終わった。キーボードとマウスをつけ、LANケーブルをつないでOSのインストールだ。フライトシミュレータやラジコンのソフトはWindows10対応なので、OSも10にした。いまさら10にすることもないかと思ったが、11には無償でアップデートできるので、急ぐことはないだろう。

いよいよPCの立ち上げ。

CPUの動作とメモリの認識、ストレージ(SSDとHDD)の確認を済ませたら、Windows10のインストール。

さすがSSDにインストールしたので、あっという間に終わった。OSの次は入っていたソフトのインストールだが、フライトシミュレータがインストール済みと表示され、インストールできない。新しいPCだからそんなことはないと苦戦したが、ネットで調べたら、X-BOXのソフトを先にインストールしなくてはだめということが分かった。

ようやくインストールが開始されたが、なんと120GBもあり、これはSSDではなく内蔵HDDにインストールしたので、5時間もかかった。

昔はドライバというソフトをパーツや周辺機器(プリンタなど)ごとにインストールしなければならなかったが、今はインターネットにつながっているので、勝手に必要なものをインストールしてくれる。

デスクトップ画面もマイクロソフトアカウントを使うと今まで使っていたものを覚えていて勝手に表示してくれたのには驚いた。

ようやく1日がかりで、PCの組立てといろいろなソフトのインストールを終え、フライトシミュレータが遊べるようになった。

0からソフトをインストールしたはずなのに、今までの訓練結果を引き継いでいる。今では、すべてインターネットで情報が送られており、誰がどのPCでプレイしているかもお見通しなのだ。違法コピーやライセンスの無断使用はできないのだ。

プレイそのものは全く同じだが、イライラのもとだった読み込みの遅さは若干改善されたようだ。使い込んでいけば、キャッシュなどの働きで少しずつ改善されていくだろう。

まあ、10万円以内で目的のスペックのPCにアップグレードできたので、満足だ。あと4~5年は大丈夫だろうと思うが、その頃には視力も今より衰えており、細かい作業が難しくなるだろう。PCもさらに進化して、もう自作は無理だろうと思うと、これが生涯最後の作品かもしれない。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
凄い! (FireStorm)
2022-09-14 20:49:22
こんばんは。
私はPCのスペックには詳しくないので良く判りませんが
凄いことは理解することができました。
私のVAIOはWINDOWS7を10にバージョンアップして使っています。
以前記載させて頂きましたがメモリーはSSDに交換、メモリーカード
の容量アップを図りました。
PCの主な使用用途はFB、メール、アマゾンで使うことぐらいなので
不具合はありませんが、現在のスペックでは11にバージョンアップ
はできないとのことなので、マイクロソフトのアップデートが終わ
った時点で新型のVAIOに交換しようと思っています。

写真にあったAIRDOの737-700。私は就航地にAIRDOが飛んでいる限
りは他社に乗ることはありません。道民の翼を標ぼうしている以上
応援したくなります。また、大手と違って客室乗務員もフレンドリ
ーで親しみが持てます。
写っている737はJA14ANでしょうか?飛んでいるところは房総半島
上空。千葉はゴルフコースが本当に沢山ありますね。
Unknown (キム@FZX)
2022-09-14 23:18:09
FireStormさん>
コメントありがとうございます。
アップグレードのおかげで、私のPCは快適になりました。そもそもOSというのは、CPUの機能と密接な関係があり、新しいCPUが開発されれば、その機能を生かすために新しいOSが必要となります。

OSにはマイナーチェンジ版とモデルチェンジ版があり、XPのモデルチェンジ版がVistaであり、そのマイナーチェンジ版は7、8、8.1、10というわけです。
だから、Windows Vistaが搭載されたPCにWindows10をインストールしても何とか動きますが、モデルチェンジ版の11では機能不全に陥るのです。

FireStormさんのVaioは7が本来のOSということですので、11の新機能が使えないというわけです。いちばん顕著にこの機能を使っているのがブラウザソフト(エッジとかクロームとか)で、サイトによっては今後正常に表示できなくなってくる可能性があると思います。

その時が買い替え時で、普通にサイトが閲覧できればそのまま使っていればいいと思います。

私のPCの背景画像は、那覇空港から成田空港まで乗ったバニラエアだと思います。ちょうど我が家の上空を飛んでいます。さすが、観察眼が鋭いですね。
ありがとうございます。 (FireStorm)
2022-09-16 19:23:44
こんばんは。
詳細なPCの説明を頂きありがとうございます。
特にWindows11の説明にはPC素人の私にも非常に
理解しやすいものでした。
25歳の時にシャープのMZ-2000というPCを買って
仕組みを理解しようと努力しましたが、マシン言
語?を勉強している途中で暴走しまくって途中で
放棄してしまいました。

AIRDOの737-700もウイングレットが黄色く塗装さ
れ色々なべアドゥーが描かれていたので航空会社
を間違ってしまいました。
バニラエアーはピーチアビエーションに合併され
て消滅しましたが、機体の塗装はバニラのままで
尾翼がピーチというハイブリット機も飛んでいる
ようです。
また、PCと飛行機の投稿を心待ちにしています。
Unknown (キム@FZX)
2022-09-18 19:52:46
FireStormさん>
MZ-2000なんて懐かしいですね。ディスプレイとキーボードが一体で憧れでした。雑誌に掲載されたマシン語を意味も分からず打ち込んで、ゲームプログラムを走らせるのはあの頃流行りましたが、一字違うだけでも暴走して大変でした。
バニラエアーはもう無いんですね。成田空港の第三ターミナルが出来た時、一階の入口にバニラエアーのカウンターがありました。最近ちっとも飛行機に乗る機会が無く、早く海外に行ける日が来るよう願っています。

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