FZXな日々

YAMAHA FZX750を 旅の友として 気ままなツーリングの記録

国際運転免許証

2023年09月18日 | Weblog

ドイツにいる娘から、コロナも落ち着いたので観光に来ないかとお誘いがあった。振り返ると、最後に海外に行ったのは2018年8月に孫と2人でイタリアのローマやナポリに行った旅行だ。もう5年も経っている。

あの頃は、毎年のようにというか、年に2~3回は海外に出かけていた。ようやく、出国の要領や海外での過ごし方が理解できた所だった。5年も行っていないと、もうすっかり忘れてしまい、行ってみたいという憧れはあっても、はるか遠くに感じられるようになっていた。

娘が言うには、ポーランドで休暇を過ごすつもりなので、ドイツからポーランドまで車で旅行するから、アウトバーンを一緒に走らないかというのだ。国際免許証さえあれば運転できるので、200㎞/hで走ってみようとのお誘いだった。

合法的に時速200㎞で走れるというのは、ちょっと魅力だった。非合法(笑)でそれに近い時速で走ったことはあるが、一瞬のことであり、周囲を気にしてただアクセルを開けてみましたというだけの話だった。

さっそく国際免許証について調べてみると、免許センターに行けば即日で交付されるようだ。実技も筆記も何の試験もなく、申請料だけ払えば済むのだ。有効期間は1年であるが、旅行中使うにはそれで十分だ。

近くの免許センターに出かけていき、申請した。申請料は2400円だった。30分ほどで交付された。カードのようなものかと思っていたが、前時代的なごっつい表紙の中に6ページの紙が綴じられた冊子だ。

1ページ目は日本語、2ページ目は英語、3ページ目はスペイン語、4ページ目はロシア語、5ページ目は中国語、6ページ目はアラビア語、7ページ目はフランス語で同じ内容が書かれていた。

運転可能な車両の区分は5つありそれぞれ次のようになっていた。

A:二輪(側車付も含む)及び400㎏を超えない三輪車。
B:最大8人を超えない座席の乗用車、または3.5トン未満の貨物車。軽量の牽引車連結可。
C:3.5トン以上の貨物車。軽量の牽引車連結可。
D:8人を超える座席の乗用車。軽量の牽引車連結可。
E:B,CまたはDに、軽量以外の牽引車を連結した車両。

これを見ると外国には細かい二輪の区分はないようだ。またトラックも3.5トンで区分されているのみだ。二種というのもなく、ただ人数で別れているだけで、9人未満か9人以上だ。

私は大型二種と大型二輪を持っているので、A~Dに該当するということで、運転可能な車種のA~Dにスタンプが押された。運転できないのは牽引車だけだ。これを見ていて、日本の免許制度はいじくりすぎて複雑になったのではないかと思った。

私が免許を取ったころは、もう50年以上前になるが、二輪は原付(50㏄以下)か自動二輪(51㏄以上)の2種類。普通は定員10名以下と積載量5トン未満の車、大型は11名以上と5トン以上と非常にシンプルだった。

今では、四輪車は一種だけでも普通、準中型、中型、大型の4種、二輪車は大型(400cc超過)、普通(125cc超過400cc以下)、普通(125cc以下限定)、原付(50㏄以下)の4種類になっている。トラックはこの区分がさらに総重量と積載重量で運転可能車両が別れている。

さらにオートマ免許があるので、ややこしい。最近問題になっている高齢者の運転問題を考えると、そろそろ免許体系そのものを見直す時が来ているのではないだろうか。


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2 コメント

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日本の免許は早く取ったもの勝ち (たかぴい)
2023-09-21 20:40:11
キムさん こんばんは
かなりたくさん海外旅行に行かれていますね。
私はこれまでインドネシアと韓国に2回行っただけですので、これからかみさんと死ぬまでに何回か行きたいと考えています。
日本の免許制度は、だんだんと複雑化していき、そして上級免許を取るのは大変になりますので早く取ったもの勝ちのところがあります。最近は、気が付くと車もバイクもスピードが出ていないことが多いので、ずいぶんと年を取ったなと思っています。40㎞しか出ていないことも多々・・・(笑)
Unknown (キム@FZX)
2023-09-21 22:45:47
たかぴいさん、コメントありがとうございました。
早く取った者勝ち、確かに複雑化するばかりの制度ではそうかもしれません。最近の若者の免許離れは運転する魅力を知らないようで残念ですね。何十万円もかけて免許を取るより楽しいことが他にもありそうですから。

私たちの頃は18歳になるのが待ち遠しい思いで、免許を取りました。車やバイクより楽しいことなんてそうそうありませんでしたから。

40キロといえば、私は免停を2回受けてから違反とはさよならしました。二度と警察のお世話になりたくありませんでしたし、法律を遵守する楽しさというか、ゆっくり走る楽しさに目覚めたのかもしれません。

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