文武両道

技術士(経営工学)、博士(工学)、細マッチョ(自称)kimiのブログ。経営、技術に精通した英語ぺらぺらエンジニアが目標

発表当日

2009年06月25日 23時31分17秒 | 博士論文
ついに本番の日が来てしまいました。昨日まではネクタイもせずに学会に参加していたのですが、今日は本番ですのでネクタイも締め、上着も着用です。この格好で朝食を食べていたところ、先生から今日は発表モードだなとからかわれました。先生方にとって国際学会での発表は、私で言うところの月次ぐらいのイメージだと思いますが、私からしたら間違いなく人生で3本の指に入るイベントの一つです。朝から落ち着きませんでした。発表練習はかなりやったので、ほとんど内容を暗記している状態になりましたが、全然落ち着きませんでした。

私の発表は11時からなのですが、あっという間に私の番になりました。次が私の番の時にどきどきしながらも、あと20分後には終わっていると思うと不思議な気分になりました。前の発表者が終わったのを見て、PCにケーブルをつなぎ、準備を始めました。発表を始めるとそれほど緊張は無く、落ち着いて発表を始めることができました。また、ちょっと意識して前半をやや早口で発表し、後半の考察のところでゆっくりと話すようにしました。ところが、後半の複雑な考察について話していると途中で頭の中が真っ白になることがありました。その際は暗記していた内容ではなく、自分の言葉で話すようにしました。結構、暗記していたと思っていたことが頭の中から消えてしまい、図を見ながら別の言い方で話したので、大分、もとの原稿と変わってしまったと思います。まあ、大筋は外していないので、これはこれで良かったと思います。また、自分にそんなアドリブで言い換えが出来る力量があったのかと驚きました。まさに火事場のくそ力だなとも思いました。発表はほとんど時間内に終えることができました。

次はいよいよ恐怖の質疑応答です。本日の発表はこれまであまり質疑応答が活発で無かったので、私の発表に対しても1件ぐらいだろうと思っていたら、3人から4件もの質問がありました。3件まではなんとか答えられましたが、4件目の恐らく台湾の教授からの質問は発音も独特で、内容も複雑で、正直さっぱり何をいっているのか分かりませんでした。この質問については教授が翻訳してくださり、さらに私に代わって答えてくれました。こんな感じで発表は終わりました。終わってしまえば、あっという間でしたが、ようやく終わりました。しばらくは放心状態で、その後、やたらのどが渇いたので、外で一人コーヒーを飲んでいました。



本日のセッションは午後の途中で終わり、午後からはexcursionとなっていました。国際学会ではこのようなイベントが標準だそうそうです。釜山の名所をいろいろ回りました。ようやく重圧から解放されたので、excursionを堪能しました。釜山には見るところがたくさんあり、プライベートでももう一度来たいと思う街でした。



夜はbanquetだそうです。国際学会っていつもこんな感じなんですかね。先生方や他の会社の方々と懇親を深めました。また、banquet終了後、北大の先生と二人で、夜の屋台に行きました。ちょっと一人では行けないと思っていたので良かったです。ここの屋台はまるで水族館のようです。ここで、気になっていたヤツメウナギを食べてみました。これが、予想以上においしいです。歯ごたえもよく、油ののりもちょうど良く、食べやすいホルモンといった感じでしょうか。焼酎とよく合います。ただ、1皿20000ウォンなので、やや高い部類に入ります。でも、ここの屋台だけはチャレンジしたいと思っていたので、楽しかったです。今日は久しぶりによく寝られそうです。






学会初日

2009年06月24日 23時44分59秒 | 博士論文


学会は午後からなので、朝食を食べた後はひたすら練習をしていました。朝食の時に先生から昼食はハンバーガーでも食べに行こうと誘われていたので、昼食はロッテリアに行きました。ロッテリアはこちらが本家です。プルコギバーガーのセットを頼みました。日本でロッテリアは安いというイメージがありますが、こちらではやや高級な部類に入ります。客層もそんな感じでした。

午後からセッション開始。セッションの内容を聞くと言うよりも、プレゼン時間が同じ人のプレゼンのやり方について一生懸命観察していました。今回の国際学会はtime managementも無く、ファイルも、自分のPCをつなぐのか、1つのPCにファイルを入れるのかも指定されず、発表者はそれぞれ自由にやっていました。私は始め、PCにファイルを入れておこうと思ったのですが、PCのOSは完全にハングルだったので、直前の緊張している状態でパニックになる恐れがあると思い、自分のPCで発表することにしました。

夕飯は関係者で焼き肉を食べに行きました。肉ははっきり言って、日本とそれほど変わりません。違いは前菜の多さですかね。プルコギはとてもおいしかったです。皆さんビールを飲みながらかなり焼き肉を堪能されていましたが、私は今夜が勝負だったので、ほどほどにし、ホテルに帰ってから猛練習をしました。他の発表者はどんな感じで発表の前日を過ごしているのですかね。とにかく必死でした。発表練習だけでなく、一応、想定質問なども考えました。しかし、考えたあげく、こんな質問など来るとは思えなくなり、途中でやめてしまいました。まあ、なるようになるでしょう。2時ぐらいまでがんばって寝ました。



釜山へ出発

2009年06月23日 23時33分54秒 | 博士論文
成田空港から釜山の金海空港に出発しました。これまで海外に行ったことはありますが、一人で行くのは初めてで、やたら不安でした。飛行時間は1時間45分で、いつもの札幌-羽田とそんなに変わりません。飛行機の中では必死に発表原稿の手直しや発表練習をしていたのであっという間に着陸態勢に入るとのアナウンスがありました。



窓に目をやると韓国の海岸線が見えてきました。なんだか、やたら建物がにょきにょき建っている感じで、一目で日本とは違うと思いました。

空港に着くと、なんだかいろんな用紙を提出しなくてはなりません。入国カードや検疫なんとかなどで、飛行機の中で書き方の説明があったのですが、私は筆記用具が手元になく、しかも発表の準備に必死で全く書いていませんでした。空港で書いていたら、飛行機から出るときは先頭だったのに、いきなりビリになりました。やっとの思いで空港に出ると、そこは完全に外国になっていました。はじめに海雲台行きのリムジンバス乗り場を探さなくてはいけません。ガイドブックには1番乗り場で、アナウンスも日本語で安心とありました。ところが、1番乗り場に行っても、海雲台(発音はヘウンデ)行きなどは無く、2番乗り場にはありました。一応、確認のために空港の案内所で聞いてみたらやっぱり2番乗り場でした。しかも、日本語のアナウンスがあり安心と書いてありましたが、こてこての韓国人がどこで降りるか聞くだけでした。それも、言っている言葉は全く分からず、恐らく降りる場所を聞いているのだろうと推測しました。しかし、バスの座席はすごいゆったりしていて、日本の空港リムジンバスとは比べものにならないほど快適でした。しかし、トラックの運ちゃんを思わせるような乱暴な運転には閉口しました。やたらクラクションを鳴らしているし。

約1時間ほどで海雲台に到着しました。私が泊まるホテルは停留所になっていました。ホテルはすごい高級ホテルです。5つ星のさらに上だそうです。部屋は札幌の高級ホテルみたいな感じです。130000ウォンなので、日本円で1万円ちょっと。最高級の割には安いと言えます。話によりますと今回の学会は企業からの補助が結構あり、かなり盛大に行われるとのことでした。



ホテルの前は美しい海岸線が広がっていました。ここは韓国でも有数のリゾート地だそうです。たしかに韓国というよりも、地中海にでも来たような感じがします。



ここまで緊張のあまり、何も食べて無かったので、一人で街に繰り出し、食事をしようと思いました。ところが、とてもじゃないですが、日本人が一人で入れる店は無く、2時間近く、海雲台の町をうろつきましたが、結局見つかりませんでした。くたくたになって5時半ごろにホテルに戻ると、北大の先生方と遭遇しました。ここまで一人だったので、すごく安心しました。皆さんと一緒に夕食を食べに行くことになったのですが、いくら人数が増えても、ここに精通している人はいないので、やはり見つかりません。すると、韓国の学生が大勢である店に入っていくのが見えました。ネイティブが行く店ならきっとうまいに違いないと思い、入ってみると、日本語、英語表記一切無しの完全ネイティブ向けの店で、しかもメニューに写真もないので困り果てました。英語も日本語も全く通じません。そこで、周りの人が食べているメニューと同じものをとジェスチャーで言って注文しました。するとやたら前菜ぽいのが出てきて、それだけで腹一杯になりました。さらに、スープや肉の角煮が出てきて、totalで7000ウォン。日本円で600円ぐらいです。信じられない安さです。しかし、ビールを頼もうとしたのですが、ビールと言おうが、ビアーと言おうが全く通じず、現物を指さしてようやく注文できました。ここまで言葉が通じないとは思わなかったので地味に大変でした。しかも、台湾に行った時は漢字文化なので、何となくメニューは分かるのですが、ハングルは見ただけでは想像すらつきません。




部屋に帰ってからは、このホテルにある大浴場に行ってみました。海雲台は温泉地として有名です。ここのお風呂も温泉なのですが、宿泊者はただかと思いきや、50%offで12000ウォンだそうです。半額で1000円近くですので、かなり高いです。でも、せっかくなので入ってみると、値段が高すぎるためか、私しかいませんでした。設備はそれほどすごいとまでは言えず、ちょっと期待はずれでしたが、とりあえず韓国の温泉を堪能しました。食塩泉でなめるとわずかにしょっぱいです。



風呂上がり後は、ひたすら発表の練習をしました。夜の1時まで発表練習をし、翌日の朝まで夢の中でも発表の練習をしていました。

準備等

2009年06月22日 01時08分17秒 | 博士論文
今日は会社の会議室にこもって、一人で発表練習していました。でも、発表練習にはならず、どうしても2分近くオーバーしてしまうので、練習しては原稿を訂正し、の繰り返しで、夕方になってようやく発表時間内に収まるようになりました。今日はここで終わりで、家に帰ってから夕飯を食べて、その後、出発の準備をしています。何を持っていけばいいのかが良く分からないのですが、適当に詰め込みました。10時を過ぎてからは原稿をmacに吹き込み、mp3に落としています。明日の移動の際に音で覚えられればいいのですが。結構、準備に時間がかかってしまいました。どうなるかは分からず不安ですが、とりあえず出発します。

発表練習

2009年06月20日 15時09分37秒 | 博士論文
今日は教授の前で発表練習を行いました。この準備のため、今日はほとんど徹夜。と言っても、あまりの眠さのため、4時ぐらいに力尽きて、気づいたら寝てました。気づいたら7時だったので、あわててホテルをチェックアウトし、研究室で準備をしていました。発表練習は教授だけでしたが、本番以上に緊張しました(まだ本番を経験していないのでよく分かりませんが)。結局持ち時間を3分オーバーしていたので、スライドを1枚とばすことになりました。後はもう少し原稿をスリムにする必要があります。ただ、教授からはあまり大きな変更やつっこみはなかったので、ちょっと安心しました。それは、いまさら言っても的なところもあるのでしょうが。あと5日後には発表です。パワーポイントを直しながらもいまいち実感がわきません。なんとかぎりぎりまでがんばります。しかし、もう眠い。

踏ん張りどころ

2009年06月20日 00時42分39秒 | 博士論文
在庫管理セミナー行ってきました。勉強にはなったのですが、いろんな手法の紹介みたいな感じで、それぞれについては詳しくやらなかったので、興味がある人は調べてやってみてください、的な感じでした。サムソンの例とかが出ていたのですが、結構、がんがんL9で品質工学使って試験しているそうです。L9で、しかも、誤差列も無しで全部に制御因子割り当てて、さらに、動特性でなく、望目、望小特性だそうです。あれこれ考えずにとりあえずやれ、的な感じだそうです。これは勉強になりました。

その後、明日の発表練習に備え、飛行機の中、移動の電車の中、ホテルで発表の原稿を見直しています。さっき、発表の練習をしてみたのですが、制限時間を3分近くオーバーしていました。まだ、かなり削らないといけません。でも、削れそうなところは、そこは強調するようにと先生に言われたところなので、困っています。もう少し削ってみます。

ところで、テレビをつけながら原稿を直してたのですが、テレビでやっていた湯煙スナイパーがなかなかおもしろそうでした。全部終わったら見てみようと思います。もう一踏ん張り。

北大&在庫管理セミナー

2009年06月18日 13時53分35秒 | 博士論文
いよいよ発表が近づいてきました。今日は北大によって、ある程度仕上げた後、東京に移動です。明日は在庫管理のセミナーに参加することになっています。間が悪い。セミナー終了後、とんぼ返りで札幌に戻り、土曜日に発表練習となっています。一応、自分なりに仕上げましたが、明らかに原稿が長いです。絶対に時間はオーバーします。よって、まだかなりの手直しをしなくてはなりません。在庫管理のセミナーどころではないのですが。あと2時間ほど、いろいろやってから東京に旅立ちます。くどいですが、在庫管理のセミナーどころではありません。でも、これはこれで大事。サラリーマンのつらいところです。

温泉

2009年06月17日 00時19分18秒 | 旅行&温泉
今日は9時ごろに仕事が終わりました。帰りに青梅から応援に来ているメンバーと帰りが同じになったので、夕飯を食べた後で落ち合い、温泉にいくことになりました。時間が時間なので行ける温泉は限られてしまいますが、唯一この地域で12時までやっている湯心亭に行ってきました。いつもはほとんど貸し切りなのですが、なぜか今日は混んでいました。しかし、うだうだ話していたら、結構時間が経ち、11時半ぐらいまで露天風呂に入っていました。帰ってきたらいい感じで寝られそうです。お休みなさい。

休み

2009年06月15日 00時58分11秒 | 書籍
北大から戻ってきて今日はうだうだしてました。再来週は学会のため、長期出張になるので、明日からは仕事の打ち合わせをしっかりして、私が不在でも仕事が滞ることのないようにしなくてはなりません。

今日は札幌で買ってきた本を読んでいました。キヤノン電子の社長の本で、大変ためになりました。たまにこのような本を読んで、刺激を注入しなくてはなりません。私は意外に熱いところがあるのですが、それに冷静さも併せ持たなくてはいけない年齢、ポジションになってきたことが分かった本でした。

話は変わりますが三沢光晴が亡くなりました。プロレスがゴールデンタイムでやっていた頃に小学生だった私は、三沢や鶴田を見て育ってきたようなものです。最近はそれほどプロレスを見てませんでしたが、訃報には大変驚きました。ご冥福をお祈りします。本人はまだやりたいことはたくさんあったでしょうが、全力で駆け抜けた人生であったと思います。私もそう思えるような人生を送りたいものです。

キヤノンの仕事術―「執念」が人と仕事を動かす
酒巻 久
祥伝社

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原稿

2009年06月13日 13時28分57秒 | 博士論文
発表の原稿を先生に見てもらいました。とりあえず、大きな変更はありませんでした。来週に発表練習をして、本番に臨みます。

昼食を先生と一緒に食べに行ってきました。先生お気に入りの珍萬。味噌ラーメン食べました。相変わらずうまいです。腹一杯になったので、もう少しがんばって仕上げます。

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