ちょっと前の10秒将棋(将棋ウォーズ)です。
自玉は詰めろで、受けも利きそうにない形。相手玉はほぼゼット。敗色濃厚ですが、10秒将棋だと何が起こるかわからない。
ここで、何とも妖しい手順で、相手の思考を乱すことに成功したみたいです。
まず59歩。当然、同竜が詰めろなので、86角なんて気にしなくてよい。金を持っていないので金打ってはじけるわけでもなく…なので意味なさそうな歩です。
案の定、相手は同竜。
そこで49飛!?
意味は、同竜、同銀、79飛となった局面が、ぱっと見「詰めろ」ではない、というもの。すなわち、一時的に詰めろを回避する手を探した結果の手です。
実戦も79飛まで進み、今しかないとばかりに53角を放り込む。
以下、51銀、42角成、同銀、53桂成、31金、42成桂、同金、53銀…のようにクリンチし、途中65角も利かして、ごちゃごちゃやっているうちにごまかせました。
運が良ければ勝つ!ですね(笑)