近所の川では、毎年この時期、
ヒナ連れのマガモの姿が見られる。
マガモは本来、渡りをする冬鳥。
でも、福岡市内ではあちこちで、
繁殖している姿が確認されている。
4月の後半、散歩に行くのもままならず、
GWに入って気付いた時には、
すでに3組の親子連れで、大賑わい!
3組と言うのは、初めてじゃなかな?
一組めに気づいたのは、5月1日。
8羽のヒナ連れ。
いつもの川の下流の方で、
お母さん鴨の鳴き声で気付いた。
この辺りには、
ヒナたちが餌を採れそうな浅瀬がない。
浅瀬、砂地を求めてか、
どんどん、どんどん下流へ向かっていた。
二組めは、5月3日。
中流の堰がある所で、
なんと11羽のヒナたち!
最初、1日に見かけた8羽か?
と思ったけれど、11羽いたし、
あとで確認したら、母鴨が違っていた。
ヒナたちは、一組目の8羽と、
同じぐらいのサイズかな~。
堰のそばで、思い思いに泳いでいた。
でも、堰の上で監視をしていた母鴨が・・・
一声かけると・・・
みんな一斉に水のカーテンの奥へ・・・
カラスが近くにやって来たのか?
それとも、避難訓練だったのか?
いずれにしても、母鴨たちは、
ヒナを守るために一生懸命だ。
それでも、ヒナの数はいずれ減って行く。
三組めは、同じ日、すぐ近くで・・・
ヒナの数は4羽。
8羽、11羽のヒナたちよりも、
ちょっと大きい。
このヒナたちも、
最初はもっと多かったんだと思う。
この親子のそばにカラスが寄って来た時、
お母さん、物凄い剣幕で威嚇していた。
この4羽のヒナたちが、
これ以上減るのは、嫌だもんね。
オスのマガモが後ろを横切った。
昔、オスがヒナたちを追いかけ回し、
母鴨が威嚇しているのを見たことがある。
自分の子供じゃなかったからか?
では、このオスは、
この4羽のヒナのお父さんなのだろうか?
でもさっきは、11羽のヒナの傍らにいた。
どっちも、このオスの子なのだろうか?
マガモはかつて、
一夫一婦制と思われていたようだけれど、
それもメスが卵を産むまでのことで、
オスは、極めて節操がないらしい。
相手が、カルガモのメスでもお構いなし。
その見境のなさの結果、
マルガモと呼ばれる交雑種が生まれる。
マガモのオスは、
子育てには全く協力はしないのだけれど、
近くにいれば、用心棒程度にはなるのかな?