ウグイスの姿を求めて、
小一時間ほど睨んでいた対岸の藪。
1羽の小鳥が藪から飛び降りた。
ウグイス?
黄色で囲んだ辺りだ。
ウグイスが地面に降り立つなんて、
珍しいなと思いつつ、
カメラ越しにその姿を探した。
ウグイスじゃなかった!
アオジだった!
アオジの女の子。
「ウグイスじゃなくて悪かったわね!」
いやいや、そんなことないよ、
アオジちゃんも可愛いよ~!
草むらに黄色い花が咲くこの時期、
その体は見事な保護色で、
一旦見失ったら、もうそれでお終い。
しばらく探して見ていたけれど、
再びその姿を現すことはなかった。