鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
先週末から降り続いていた雨も止み、
やっと春らしい陽気が戻った。
福岡の桜の開花宣言も今日。
平年より5日遅く、
去年より9日も遅いそうだ。
お昼休みに、
仕事場の近くの桜の様子を見に行った。
チラホラと咲いている花が見受けられた。
満開は週明けぐらいだろうか?
桜が咲いたってことは、
あの子もきっと出て来ているはず!
クサイチゴの花の前に座り込んで、
その姿を探した。
ミツバチたちが、
ブンブン飛び回っていた。
こちらは、ニホンミツバチ。
この子は、セイヨウミツバチ。
ミツバチ同士があちこちでぶつかる。
私にぶつかるミツバチもいる。
刺される!なんて恐怖はなく、
彼らの翅音が逆に心地いい。
一見ミツバチと見間違うアブさん。
アシブトハナアブ
美しい縞模様のホソヒラタアブ。
セスジハリバエ
なかなかあの子は現れない。
諦めかけた時、ついに・・・
ニッポンヒゲナガハナバチ、来た~!
春にしか姿を現さない蜂さん。
ヒゲ(触角)が長いのは男子だけ。
茶色のチャンチャンコを着ているようで、
とっても可愛いのだ。
たくさんのミツバチの中から、
ヒゲナガくんを探す時、
チラッと見えるオレンジ色は、
ひとつの目印になる。
オデコがオレンジ色なのは、
ホトケノザの花の中に、
頭を突っ込んで蜜を吸ったから・・・
ミツバチたちのように、
蜜や花粉を集めることはしないので、
ホトケノザのような入口の狭い花でも、
頭を突っ込んで吸蜜する。
結果、花粉でオデコがオレンジ色。
それが、
ホトケノザの戦略でもあるらしい。
先々週末、やっと猫たちが、
ベランダで日向ぼっこ。
あ~春だね~と喜んでいたのに、
またも寒気が戻って来るし、
先週末からは雨続きだし・・・
春らしい陽気は、
なかなか続いてはくれない。
あの土曜日は、
ホントいいお天気だったね。
私は大急ぎで、
日向ぼっこスペースの設え。
みんな待ってました!とやって来る。
でも、女王陛下には、
陽射しが暑過ぎたのか、
すぐに引っ込んでしまわれた。
まだ冬物のコートだもんね~(笑)
ポッカポカで気持ちいいね~。
でも、あったまり過ぎたか・・・
ズリズリと・・・
日向から逃避する茶トラであった。
1月、2月と、
てんかん発作が続いた長男猫、
3月は今のところ発作は起きていない。
漢方薬が功を奏しているのだろうか?
漢方薬と言う物には、
速効性は期待していなかったけど・・・
気管支炎っぽい末っ子白黒は、
酷くもならないけど、
良くもならない。
慢性化しているのか?
この子にも、何か漢方薬ないかな?
末っ子白黒、
薬飲ませるの大変だろうな~と、
ちょっと心配していたんだけど、
なんてことなかった。
長男君より楽勝でびっくり。
長男君は薬の気配を察して逃げる!
でも末っ子白黒は、
「お薬だよ~」と呼んだら、
「ニャオ~ン!」と鳴きながら、
自分の方から近寄って来る。
一度も吐き出したりもしなかった。
お利口さんだ。
ある日、実家の魔窟発掘に、
精を出していた弟の嫁が、
「これ、お義姉さんのでしょ?」と・・・
昭和の香りがプンプンする、
少女漫画のイラスト12枚綴り。
カレンダーだったんだろうと思われる。
全く記憶にないんだけどな~。
私が母にねだって買ってもらったのか?
母の一存で私に買い与えたのか?
そのどちらかだろう。
弟のモノのはずはないしね。(笑)
ともかく、まずは見て頂こう!
1月 白鳥の湖
2月 アルプスの少女ハイジ
3月 蝶々夫人
4月 白雪姫と7人の小人
5月 京鹿子娘道成寺の清姫
6月 水の精オンディーヌ
7月 たけくらべの美登利か?
8月 たぶん、赤毛のアン
9月 ロミオとジュリエット
10月 小公女のセーラかな?
11月 若草物語の四姉妹
12月 シンデレラ
それにしても、
いつ頃のモノだろう?
表紙はなく、
カレンダー部分が切り取られていて、
何年のモノなのか判らない。
手掛かりは、イラストの隅の、
作者のサインだけだった。
サインは、3種類。
Miya・・・(?)
美也子、だよね~?
MAKOTO
『 ❜』の後は、数字? 66?
1966年ってこと?
子供時代から、
漫画はあまり読んでいないので、
漫画家さんの名前も多くは知らない。
だけど、美也子と言う名前には、
心当たりがあった。
牧美也子さん。
1935年(昭和10年)生まれ、
漫画家デビューは1957年(昭和32年)。
少女マンガ黎明期から、
長く活動されている漫画家さん。
故松本零士氏の奥様でもある。
そこから調べ始めてみたんだけど、
意外にも、あっけなく、
簡単にたどり着いた。
「りぼん」の1967年新春号付録、
世界名作カレンダーだった。
この白鳥の湖のサインは、Miya・・・の方。
美也子と使い分けてあったのだろうか?
洋物の時は、Miya・・・。
和物の時には、美也子と・・・
残るは、MAKOTOの方。
こっちは、牧美也子さんのことを、
色々調べている中で、
同世代の漫画家さんとして、
お名前が上がっていた、
高橋真琴さんでは、ないだろうか?
ビンゴ!
高橋真琴さん、男性、
1934年(昭和9年)生まれ。
漫画家デビューは、1953年(昭和28年)。
今でも、日本各地で展覧会が開催され、
好評を博しているらしい。
このカレンダーのサインは、
MAKOTOだったけれど、
現在は、MACOTOが使われている。
これで、このカレンダーらしきモノの、
正体は判明したけれど、
残る謎は・・・
私が欲しがったのか?
それとも、母が欲しかっただけなのか?
1967年と言えば、
私が小学生になった年。
1月ならば、まだ幼稚園児の私が、
本屋さんの店頭で、
「りぼん」を欲しがっただろうか?
私の記憶では、
「りぼん」を読み始めたのは、
1971年頃のはずなんだけどな~。
いずれにせよ、
正体が判明してスッキリ。
57年ぶりに日の目を見たわけだけど、
私は、こう言った類のモノを、
後生大事に取って置く性分ではない。
近いうちに処分するだろう。
母の下には、まだまだこう言うモノが、
数多く潜んでいる、はず・・・
考えただけで、恐ろしい。
土曜日、動物病院へ。
てんかん発作を起こす長男猫と、
少し前から、咳き込んで、
喉がゼーゼー言ってる末っ子白黒。
15歳の長男君、初めての血液検査。
今まで具合が悪いことなど1度もなく、
でも、もう高齢だから、
念のため血液検査しようかね~と、
去年のワクチン接種時に話してたのが、
まさかこんなことで前倒しになるとは、
思ってもいなかった。
幸い、血液検査の結果は良好。
腎臓の数値なども悪くはない。
問題は、やはり、脳ミソの中か・・・
発作後に飲ませる抗てんかん薬は、
もっと強いのもあるらしいけれど、
それはそれなりに副作用も強いので、
あまり勧められないとのこと。
なので、抗てんかん薬は、
今までと同じで、
プラス、平常時から飲ませる漢方薬を、
しばらく試すことにした。
末っ子白黒は、気管支炎ぽい。
気管拡張剤の注射を打ってもらい、
抗生物質を頂いた。
検査やら、注射やら、お薬やらで、
諭吉さんたちが飛んで行く・・・(涙)
去年の秋、
女王陛下のワクチン接種時に、
「〇〇さんとこは、
みんな大きな病気がなくていいね」
って、言われたけど、
さすがに最年長が15歳、
これから色々とあるだろう。
心してかからねば・・・
病院から帰宅したら、
なんか届いていた。
楽天からの、猫用サンプル品。
通院のご褒美も兼ねて、
早速実食してもらった。
CRISPY KISSは、
一粒がちょっと大きめサイズの、
カリカリお菓子って感じ。
一袋に少しだけしか入ってなかったので、
8袋全部開封。
美味しかったみたいで、
4匹でがっついて、あっという間に完食。
パウチの方は厳選マグロを開封。
ウエットなフードは、
うちの連中、あまり好まないけど、
15歳組は喜んで食べてた。
歳を取ったら、こう言うウエット食が、
必要になって来るんだろうな。
我が家の初代オバアチャン猫は、
21歳まで生きてくれたけど、
旅立つその日まで、カリカリを食べてた。
缶詰とかも用意していたけれど、
お気に召さなかったのか、
ほとんど食べることはなかった。
あの頃は、ちゅ~るとかなかったし、
ウエット食も、
今のほど美味しくなかったんだろう。
ハッキリ言って、
見た目も悪かったもんね。(笑)
今朝の夜明け前の東の空。
クロスする飛行機雲。
自衛隊の訓練機のものだろう。
夜明け前から、ご苦労様です。
今日は啓蟄。
虫さんたちがゴソゴソし出す頃。
仕事場の駐車場脇、
クサイチゴの花が咲き始めた。
今年は、少し早い?
この花を目当てに、
ニッポンヒゲナガハナバチがやって来る。
私の大好きな蜂さん。
去年の初見は、3月27日だった。
クサイチゴの花は咲いたけど、
ヒゲナガ君は、まだ寝てるかな?
ヒゲナガ君はまだだけれど、
ミツバチたちは、
かなり前から活動している。
働き者のニホンミツバチ。
このあいだ年が明けて、
あっという間に3月になって、
そして迎えた啓蟄。
本来私にとって、
待ちに待った季節の到来!
のはずなんだけれど・・・
相変わらず、なんかドンヨリで、
気分が晴れない日々。
2月の終わり頃に、
長男猫がまた発作を起こした。
3回目の発作後、薬を5日間飲ませ、
これでしばらくは、
たぶん20日間ぐらいは、
大丈夫だろうと思っていたのに、
薬服用後、5日目に発作を起こした。
3回目の時ほどひどくはなく、
発作後すぐに歩きだしたけれど、
発作は発作だ。
また薬を飲ませ始めた。
なのに、その翌々日、
薬服用中にもかかわらず、
5回目の発作が起きた。
5回目の発作も、
1波だけで済んだけれど、
すぐには立ち上がれない。
あ、タイトル間違えてた。
4回目じゃなく『5回目の発作後』
最初に駆けつけて、
ペロペロしてくれる女王陛下に感謝。
発作の間隔が短くなり、
薬を飲んでいる最中にも起きる発作。
25日おきぐらいの発作ならば・・・
な~んて考えていた私にとっては、
ショックな出来事だった。
今日が薬を飲み終えて5日目。
またいつ発作が起きるか?と思うと、
気が気ではない。
そう言えば・・・
去年、福岡市郊外の町で、
高校生ら9人が、
暴走車にはねられる事故があった。
その運転手、
てんかん発作を起こしたらしい。
もちろん、医師からは、
運転は止められていたとのこと。
人間のてんかんが治せないんだもん、
猫なら尚更よね。
関係ないけど、
最近、福岡のニュースはやたら全国区。
給食のウズラの卵やら、
中学のウッカリ先生とか・・・
ともかく休日も、
あまり外出する気にもならず、
猫たちを眺めながらの日々。
猫が、猫吸い?
この穏やかな時間が続いて欲しいと、
ただただ願うだけ・・・