鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
あまり見かけない蜂さんに逢った。
その背中の黄色いのが気になる。
それって・・・
もしかして、花粉?
ベタベタしていて取れないんだろうけど、
気にならないのかな?
見ているコッチが気になるんだけれど・・・
ちょっと配色的に怖そうな方だけど、
誰だろう?と身元を調べて、
ちょっとビックリ!
ダイミョウキマダラハナバチ
大きさ13mm程で、
4~6月に見られるミツバチ科の蜂。
ダイミョウキマダラハナバチは、
ヒゲナガハナバチの巣に寄生。
その寄生方法は、
「労働寄生」又は「盗み寄生」などと呼ばれ、
宿主の体を食べてしまったりするのではなく、
宿主の親が集めてきたエサを盗んで食べる。
《 昆虫写真図鑑「ムシミル」より 》
え~~~~っ!
私の大好きなヒゲナガちゃんの、
幼虫のご飯を横取りするの~!?
けしからんヤツ!
まあ、でも、それも自然界の営み。
人間だって、
ミツバチがせっせと蓄えた蜂蜜を、
横取りしてんだもんね。
文句は言えない。
近所の川辺で、キジバトに出逢った。
ここには圧倒的にカワラバトが多く、
キジバトはたま~にしか見かけない。
昔、キジバトって、
山の中にいるもんだと思っていたけれど、
街中にも結構いるのね~。
田んぼでは、餌探し中のキジバト。
夏羽になったダイサギ。
正確には、亜種チュウダイサギか?
日本国内には、2亜種が生息。
亜種ダイサギは、冬鳥として渡来。
亜種チュウダイサギの方が夏鳥で、
一部越冬する個体もいる。
黄色ぽかったクチバシと足が黒くなり、
目元は青緑色に染まり、精悍な感じ。
見つけると嬉しいコチドリ。
コチドリの向かった先には・・・
カワウがいた。
もうちょっと近づいてくれないかな~、
と思ったけど、ここまで・・・
カワウも、婚姻色でおめかし。
カワウとウミウの見分け方は、
口角の辺りや、頬っぺた辺りが、
どうのこうのと言われる。
でも、これはなかなか判りずらい。
2種を並べてドアップで見られれば、
フムフムと思うだろうけれど・・・
割と判りやすいのは背中や翼の色味。
カワウは茶色がかっているのに対し、
ウミウは緑がかって見える。
この後ろ姿は・・・
セグロセキレイ・・・?
・・・と思ったら、ハクセキレイだった!
この灰色っぽい子は、女の子かな。
セグロセキレイは、こっち。
ハクセキレイ♂の夏の姿と、
後ろ姿だけじゃ見分けが付かないな~。
カワラヒワも、今の時期は、
一丁前にさえずっている。
電線にツバメ。
巣作りも一段落して、
お父さん、やっと一息・・・ってところか・・・
子供たちが生まれたら、
ま~た大忙しだもんね~。
川っ縁で、カラスがなんか見っけ!
ハシボソガラスかな?
草むらの中へと持って行っちゃった。
イソヒヨドリの歌声が、毎日聞こえる。
でも、今年のイソヒヨ君は、遠い。
遠いけれど、聞こえるとついつい探す。
見つけた!
遠いな~(涙)
ウズラカメムシ(8~10mm)
イネ科植物が大好きなカメムシ。
ウズラと言うより、
ウリ坊っぽいと、私は思ってしまう。
ホソヘリカメムシ(14~17mm)
後脚が逞しく長いカメムシ。
成虫の飛ぶ姿は、足長蜂ソックリで、
幼虫は、蟻にソックリ。
親子ともども擬態の天才。
ホソハリカメムシ(9~11mm)
前出のカメムシは、ホソヘリで、
こっちは、ホソハリ。
実に紛らわしい。
ハリって、
尖がった胸部の先端を指すのかな?
遠くて、ハッキリと写せなくて残念。
ヒメナガカメムシ(5mm)
カップル成立で、やっと1cm。
ちっちゃ過ぎ~!
マルカメムシ(5~5.5mm)の団体さん。
一見、何かの『実』かなと思ってしまう。
1匹、私の方へ向かってズンズンと・・・
威嚇のつもりか、偵察か?
ヒメジュウジナガカメムシ(8mm)
配色が派手なので目立つけれど、
1cmにも満たない小さなカメムシ。
日本人の多くが、
てんとう虫と聞いてイメージするのは、
このナナホシテントウだろう。
てんとう虫のイラストは、
ほぼ100%ナナホシテントウだもん。
片方の翅に3個半の★があって、
両方の翅を合わせて七星。
赤の色が濃い、薄い、
黒★が大きい、小さい、
その程度の個体差はあるものの、
いつ、どこで逢っても、
ナナホシテントウは、み~んな同じ。
正直言って、面白くない。
その点、ナミテントウの、
バリエーションの多さと言ったら!
確認されているだけで、
200種以上あるとか、ないとか・・・
本日は、そのほんのごく一部、
土日の散歩で出逢ったナミテントウたち。
【 二紋型 】
黒地に赤い紋が二つ。
西日本では、このタイプが、
1番良く見られるそうだ。
右下の黄色いのは、卵かな?
赤い紋が、綺麗な〇とは限らない。
こんな目玉みたいなのもいるし・・・
逆さミッキーみたいなのも・・・
【 四紋型 】
黒地に赤い紋が四つ。
今回は他のタイプは見なかったけど、
いろいろと変わったのがいるらしい。
これは、かなり前の写真だけど・・・👇
赤い紋が、かなり黄色っぽかった。
【 斑紋型 】
黒地に赤い紋がたくさん。
👆この子は、紋10個。
👇こっちの子は、紋12個。
黒地に赤紋たくさんは、
今回は12個が最高だったけれど、
これ以上は、いないのかな~?
【 紅型 】
ここからは、地色が赤~オレンジ。
かなり黄色っぽいのもいるらしい。
赤地に黒紋たくさんタイプ。
この子は、黒紋がくっつき気味。
そのうち黒帯になりそう。
ここからは、地色がオレンジ系。
斑紋がやや小さめ。
👇この子の斑紋は、縁が滲んだ感じ。
👇そして今回、1番!?だった子。
まだ羽化したばっかりか?と思った。
時間が経てば、
斑紋が出て来るんだろうと・・・
でも、見れば、お取込み中。
お子ちゃまじゃないのよね~(笑)
今回、模様の違うカップルをよく見かけた。
最初は一瞬、えっ!?と思ったけど・・・
おんなじナミテントウ同士だもんね~。
ただでさえ、
バリエーションが多いナミテントウ。
それがこんな風だから、
益々増えて行くんだろうな~。
さ~て、次回はどんな子に逢えるか、
楽しみ~!
ある日、仕事から帰って来たら、
玄関前に小さな虫さんが落ちてた。
立ったまんま見下ろした限りでは、
ハムシ系かな?と思った。
だって1cmぐらいしかなくて、
ただただ茶色にしか見えない。
拾い上げて通路の手摺の上に置いて、
よ~く見てみたら・・・
あら、その触角は黄金虫!
初めて逢う黄金虫だった。
名前を調べなきゃね~と思いつつも、
しばらく放置してしまってた。
夕方の薄暗い中で撮ったので、
写りがイマイチだった。
そのせいで、なんとなく放置・・・(笑)
それがこの間のお散歩中、
ま~た出逢ってしまったのだ!
君、こないだのと同じ黄金虫だよね~?
お陽さまの下で、
別人(虫)のように輝いていた!
ね、キラキラ、ピカピカ!
黄金虫は、触角が可愛いの。
お名前は、ウスチャコガネだった。
この子は、メス。
大きさは、7~10㎜。
オスは頭部・胸部が黒色で上翅が茶色、
メスは全身が茶色で胸部に黒紋がある
小さなコガネムシ。
オスには灰白色の長い毛がある。
芝草で発生し、
成虫は4~5月にのみ見られる。
《 昆虫エクスプローラーより 》
写真を見ると、
オスは大きな触角の持ち主だった。
オスにも逢ってみたいな~。
シャリンバイを眺めていたら・・・
いた、いた!
ハナムグリ!
この子は、コアオハナムグリ。
名前にコガネとは付かないけれど、
立派なコガネムシ科の虫さん。
花の中に頭を突っ込んでしまうので、
なかなかお顔が拝見出来ない。
ま、『花潜り』なんだもん、
仕方ないか~(笑)