おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

ハイイロゲンゴロウ ~なぜこんな所に!?~

2021年07月20日 14時11分10秒 | 虫さん
昨日の朝、
コフキコガネの亡骸を手に部屋を出た。
マンションの通路には、
排水のための溝があって、
エアコンの室外機から出た水が、
ほんの少しだけれど溜まっていた。
もう少しで階段と言う所で、
その水の中で、誰かがもがいていた。
大きさは、13mmぐらい。
虫、であることには間違いない。

あ~あ、こんな所で溺れて・・・

しゃがみ込んで見てみたら・・・



( 写真は後で撮ったものデス。)

こんな脚をしているのは~!



ゲンゴロ~!?

溺れてるんじゃなくて、
泳いでたんだ~!

でも、なぜこんな所に???
ここは、マンションの6階だよ~。

ともかく、捕まえなきゃ!
でも、ちっちゃくて掴めない。
コフキコガネを包んでいたテッシュに、
どうにかこうにか乗っけて、車へ。
車の中には、常時、
虫用のとりあえずケースが積んである。
そして、給油のため立ち寄ったGSで、
水を補給した。

さすが水生昆虫!
水を補給したとたん、
元気に動き回り出した。
運転中で写真は撮れなかったけれど、
ケースの側面を難なく登っていた。
脚に吸盤があるみたいだ。


仕事場に到着して、じっくり眺めた。



お名前を調べてみたら、
ハイイロゲンゴロウだった。



ゲンゴロウと言う生物を、
実際に目にするのは初めてだ。

それにしても・・・


か、可愛い~!



少し水を増やしてやったら、
お尻の辺りからプクプクと空気玉。


ハイイロゲンゴロウは、
水田で多く見られる種類。
6月頃に幼虫が確認され、
7月頃サナギになる。
7月後半から8月にかけて新成虫が出現。
そして成虫のまま水中で越冬する。
水質の悪化や水温の上昇にも強く、
成虫飼育は容易。
餌は煮干しや肉食魚用のペレットなどOK。
ただ、水面に浮いていたかと思うと、
突然翅を広げて飛んだりするので、
飼育ケースには蓋が必要。


水田ね~。
我が家のご近所、
水田あるにはあるが、
直線距離で500mぐらいか?
そんな距離を、この小さなゲンゴロウが、
飛んで来れるものなのだろうか?
あの辺りの水田から来たのならば、
帰してやるのは簡単なのだけれど・・・


へ~、煮干しでいいのか~。
ちょっと、『飼育』に気持ちが動く。






帰宅して、水を入れ替えた。
スイスイと、気持ち良さそうに泳ぐ。



帰宅途中に、煮干しを買った。
やっぱり、塩無添加がいいよね~。



でも、丸々1本は、大き過ぎるね。




煮干しバラバラ事件(笑)

背の辺りが、食べやすいかな?
残り、ど~しよ~、と思った瞬間・・・


食いしん坊の末っ子が、バグッ!



うん、無駄にならなくて良かった!


肝心のハイイロゲンゴロウの反応は・・・


すぐにやって来て、抱きかかえたけれど・・・



乗っかっているだけ?



食べているのかな~?
モグモグしている様子は、
イマイチ確認出来ない。



夕べは、ここまで・・・
猫に悪戯されないよう、
食器棚の中に入れて、就寝。





今朝起きて、1番に水替え。
空気玉ぷ~で、ご機嫌良さそう。



煮干しには、すぐに反応する。



食べてるのかな~?



食べてくれているのだと、思いたい。