鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
まさか、こんなコトになるとは・・・
5月の中旬に緊急事態宣言が解除され、
やれやれ、コレでもう大丈夫だ~!
だなんて、微塵も思いはしなかったけれど、
まさか北九州市が第2波に襲われるとは・・・
すでに対岸の下関市に飛び火している。
福岡県内どこででも、
いつまた蔓延するか分からない。
福岡県だけ、また緊急事態宣言?
ただでさえ、
梅雨と言う鬱陶しい季節を迎えるのに、
いつまでマスクしてなきゃいけないんだ!
我が家の二足歩行デカ猫、
一応、国家公務員。
本来、GW明けから、
東京での長期研修の予定だった。
2週間だったっけ?
2ヶ月だったっけ?
当然そんなモン、無期延期。
ホントは、
今年開催されるハズだったオリンピック。
それまでにビシバシ鍛えて、
一人前に、とはいかずとも、
とりあえず一応の仕事が出来るように、
仕立て上げる算段だったんだろう。
それまでは、完璧な給料泥棒だわ~!
ま、その分・・・
我が家では・・・
お猫様の下僕としての修業を積んでもらおう!
だいたい・・・
長期の研修に行ってくれたら、
その間はお弁当作りから解放される!
ハズだったんだけれど・・・
いつの間にか、お弁当も、
保冷剤の必要な季節になっちゃったね。
この日は、残り物でオバ弁も作った。
さすがに、コレだけでは少ない。
車中泊用にストックしていたカップ麺、
アレを持っていこう。
3月、4月、5月と、
出番のなかったカップ麺。
あ~あ、賞味期限切れかけてるし~!
こんなところに、
コロナ禍が~~~!
森の中の原っぱ・・・
ミドリハコベに代わって、ウシハコベが・・・
ミドリハコベとそっくりだけれど、
それよりも、大きい。
なので「牛」
そして、花柱が5個あるのが特徴。
ちょっと分かりにくいので、
日陰の中で撮ってみた。
こちらも「牛」
大きいからではなく、
葉の形が、牛の額にも見えることから、
「ウシノヒタイ」と呼ばれるミゾソバ。
水辺が好きなので「溝蕎麦」
白い花を咲かせるのもあるらしい。
ミゾソバの奥に、
少しだけ姿を見せてくれていたのは・・・
もしや、ミゾコウジュでは?
うん、たぶん、間違いない!
今は、日本各地でその数を減らしていて、
各県で準絶滅危惧種に指定されている。
ここは、下に水があって近づけず、残念!
去年、自宅近所の川の土手で、
初めてミゾコウジュを見つけた。👇
一株だけ、ボソッと生えていた。
遠目には、枯れているように見えて、
危うく見落とすところだった。
今年も!と思って、
同じ場所で探すのだけれど・・・
いくら探しても、見当たらない。
おばVAN地方でも、
県のレッドデータブックで、
準絶滅危惧種とされているミゾコウジュ。
でも、お気に入りの森で出逢えて、一安心。
新緑の森の中をウロついていると、
背後で大きな羽音が!
なぁんだ、クマンバチくんかぁ~。
さっき、見かけたのよ、
オレンジと黒の大きなヤバそうなお方を・・・
アレは、オオスズメバチに違いない!
森の中には、
色々と危険な方が住んでいる。
ヘビさんやトカゲさんは、
個人的には怖くはない。
イノシシもいるけれど、
大きいから、すぐ気付くだろうし・・・
やっぱり1番怖いのは、スズメバチ。
中でも最強最大のオオスズメバチ。
夏の終わりから秋にかけてが、
特に攻撃性が高いと言うけれど、
1年中いつであっても、
あまりお逢いしたくないお方。
茂みの中で、ハナアブのカップル。
たぶん、ミナミヒメヒラタアブ。
最近、ホソヒメヒラタアブの存在を知ってから、
ミナミヒメだと断言する自信がない。
と思われていたらしいけれど、
キタヒメは、ロシアまでの分布で、
日本にいるのはミナミヒメだと言うことに。
そこまでなら、良かったんだけれど・・・
九州以南には、ホソヒメが生息している。
8mm以上がミナミヒメで、
それ未満だとホソヒメだとか・・・
模様が微妙に異なるようだけれど、
ただでさえ模様に個体差が大きくて、
素人には判別出来ない。
最終的には、オスの交尾器を観察しないと、
正確には判断出来ないらしい。
あ~、無理、無理、無理・・・
この写真から分かるのは、
左がメスで、右がオスってことぐらい。
このハナアブカップルを見つめていたのは、
私だけじゃなかった。
シマサシガメ
肉食性で、他の昆虫を捕らえ、
その体液を吸うカメムシの仲間。
15mm前後のシマサシガメにとって、
8mm程のハナアブは、
獲物となり得るのだろうか?
私がじ~っと見ていたら、
シマサシガメ、後ずさりして、
どこかへ行ってしまった。
アブ、
ムシヒキアブの仲間っぽい。
帰ってから調べようと、パチパチパチ・・・
名前を調べたら・・・
マガリケムシヒキのようだ。
マガリケは「曲がり毛」
この個体で、大きさ2cmほど。
このあと、
その「曲がり毛」が分かるように、
どアップの写真が・・・
それから、別のアブの捕食中の写真が・・・
虫嫌いの方は、以下閲覧注意!
そうじゃない方も、自己責任で・・・(笑)
では・・・
後頭部、目の後ろあたりの毛が、
クルンとカールしているのが、
「曲がり毛」の名前の由来らしい。
捕食中のアブがいた。
「曲がり毛」の確認は出来なかったけれど、
たぶん同じくマガリケムシヒキ。
捕食されているのは誰だろう?
そっちが気になる。
ギョイ~、ギョイィィ~!
誰だ~?
すざまじい声で鳴いているのは・・・?
カラスの声も聞こえて来た。
ベランダに出て見ると・・・
ギョイ~!の声の主は、ムクドリ。
近くにカラスもいた。
カラスを睨みつけるムクドリ。
あんなすざまじい威嚇の声を上げるからには・・・
きっと近くに巣があるに違いない。
それも、子育て中の・・・
カラスがいなくなれば、
巣に戻るだろう、と、眺めていた。
はは~ん、ソコね。
雨が凌げる横穴タイプ。
いいとこ見つけたね。
ソコだったら、
あまり人間に怒られることもないだろう。
今度、じっくり観察しに行ってみよう!
数年前、ムクドリの子育てを、
毎日眺めていたことがあった。
親が運んで来る獲物も、
日増しに大きくなって行った。
そんなある日の光景。
あ、爬虫類系嫌いな方は閲覧注意!
親鳥、ちゃんとそばで、
ヒナが獲物を飲み込むの見届けていたよ~!
木漏れ日の射す森の中で、
最初に出逢ったのは・・・
コミスジ
イチモンジ蝶の仲間で、
ミスジチョウ、オオミスジ、ホシミスジと、
みんな良く似ているけれど、
コミスジが名前の通り1番小ぶり。
森の中のちょっと開けた原っぱには・・・
ヒメアカタテハ
顔が見えないね~。
こちらも、姫。
ヒメウラナミジャノメ
口ひげを蓄えたようなユニークなお顔。
原っぱには、
このウラナミジャノメが1番多かった。
姫の最後は、ヒメキマダラセセリ。
今年初めて逢ったセセリ蝶。
鮮やかな黄色のモンキチョウ。
白っぽいのは、メスに多いらしい。
グリーンの目が、いいね~。
そして、木立の中にひっそりと・・・
クロヒカゲ
蝶にしては珍しく、暗い所が好きな子。
最後の最後に、もう1頭、
薄暗い木立の中で見慣れない蝶を見かけ、
後を追ったのだけれど、
まかれてしまった。
ちょっと大きめの渋い柄の子だった。
もしかしたら蛾だったのかもしれない(笑)